働くことへの願望

もうすぐ4月が終わりそうです。新入社員の人たちも、初めてのゴールデンウィークを迎えることを首を長くして待っているのでしょう。

慣れない社会人生活は、緊張しっぱなしの毎日で、身も心も疲れ果てている人もいるでしょうし、またはすでに会社に溶け込んで楽しくやっている人もいるでしょうし、人それぞれなのだろうな・・と、この時期になると思うアスペ子です。

自分が新入社員の時のことをちょっとだけ思い出してしまいました。アスペ子は、毎日が緊張でした。思うように溶け込めず、思うように会社の人と接することができず、苦しかった思いしかありませんでした。

広汎性発達障害の自閉症スペクトラムの中の、中程度のアスペルガー症候群プラス注意欠陥のアスペ子は、社会の中では、もう2年以上働いていません。

最初の1年は、働くどころの話ではない状況で、主人が付き添ってくれないと心療内科に行けないくらいでした。公共の交通手段を使用し、たくさんの人混みの中を歩き、心療内科の待合室でもソワソワドキドキしていました。帰路も同様な状況で、家に着くとグッタリとしてしまい、すぐに布団に入るくらいでした。

心療内科に通い始めて2年が経った頃から、公共の交通手段にも慣れ、人混みもなんとか歩けるようになり、心療内科でも先生と普通に話ができることができるようになりました。(意思の疎通はアスペルガー症候群のため、あまり取れない時もあります)帰路もあまり疲れることなく、家に帰ってから簡単な昼食の用意もできるようになりました。

しかし、アスペ子自身が感じない疲労があるようで、その日の夕方や翌日は体調がすぐれない日がほとんどです。(また、これはアスペ子でもよくわからないのですが、心療内科に行く前日くらいにうつ状態に似た感じになってしまいます、多分、緊張からくるものと思われます)

そして、最近ですが、アスペ子は何かしらの手段で社会に関わりたいなと思うようになりました。

きっかけはやはり生活面で、少しでも主人の手助けができればと思ったことです。アスペ子が少しでも収入を得ることができれば、食費や日用品、月経も始まったので生理用品など、細かいものが購入できるようになると思いました。

この思いはずっと以前からあったのですが、なかなかアスペ子の胸の中から出てくることができないでいました。やはり不安や緊張、何か発作のようなものが出たらどうしようなど、心配事が多々あったからです。

節約することに対しては何も不満はありません。お小遣いがなくても、貯蓄がなくても、何とか生きていくことができれば、未来はあります。先があるとわかっているのですから、苦しくとも笑顔で、楽しみながら、一歩一歩進んでいけます。

アスペ子は、思い切って主人に話しをしてみました。「社会に出て、どんな形でも働いてみたいと思っている」と。

主人は少し考えてから、ゆっくりとアスペ子にわかりやすいように話し始めました。

主人「アスペ子は、今まだ一人では心療内科に行けないよね? だけど、帰宅してから疲れが出たりしているのは以前と変わりがないよね? そういう状態で社会に出て働くことができるかな?」

アスペ子「・・確かに、心療内科から帰宅した後は疲労が出ると思う。それで考えたんだけど、心療内科は月に1回。その他に1回、心療内科ではないところに電車で出かけて訓練して慣れるようにしたらどうかなと思っているんだ」

主人「だったら、心療内科に一人で行けるようにして、帰宅しても毎回、普通でいられるようになることの方が手っ取り早いし、アスペ子のためにも良いと思うのだけど、どうかな?」

アスペ子「・・そっか、そうだよね。社会に出るって疲れるもんね。心療内科に行く前にうつ状態に似た症状が出たり、帰宅後に疲れているうちは、他の方法で社会になれるのは、まだ早いよね・・」

主人は、アスペ子が社会に出たいということを拒否しているわけではなく、アスペ子はまだ、社会に出られない体と頭なんだよと教えてくれました。

アスペ子は、早く早くと焦りすぎていたようです。何事にも時間がかかるということを忘れていました。すぐに忘れてしまうアスペ子は、本当にダメダメです。

時が来れば、社会に出て働くこともできるでしょうし、一人でどこにでも行けるようになるでしょうし、今は、処方された薬をきちんと飲んで、家の中でアスペ子ができる事をきちんとこなしていくことが大切なんだと痛感しました。

アスペ子が社会に出て・・と思ったのは、きっと春が来て陽気が良くなり、体調も安定してきたからでしょう。もっと自分の頭と心をしっかりと感じ取らないといけないなと思ったアスペ子です。

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発達障害と仕事

Posted by アスペ子