社会や家庭と繋がるために「自分の役割」を持つ

最近はネットで目についた記事を通して、自分のアスペルガー症候群について考えています。

今回もネットの記事から私なりに感じたことを書きたいと思います。

(このようなスタイルがしばらく続くと思いますがご了承ください)

役割の取り組み

先日このような記事が目にとまりました。

この記事は「親が認知症や要介護」になった方に関しての記事で、生活者の感覚を取り戻すべく、買い物をリハビリとして取り入れたデイサービスに注目して活動しているというものでした。

主な活動内容は、

  • 必要があればスタッフが付き添う
  • 高い棚に手を伸ばすのも、腰をかがめて下段の品物を取るのもリハビリの一環
  • 広い店内で欲しいものや家族から頼まれたものを探す
  • 脳も体もしっかり使う、有酸素運動
  • レジで小銭を数えて出すのも脳トレ
  • 店側とはしっかりと打ち合わせができている

などがあげられます。

このような取り組みは「役割理論」からの発想だそうです。

役割理論とは、役割を個人と社会を媒介する中核概念と位置づけ、役割を通して社会構造と人間行為を解明していこうというアプローチのことです。

記事の中でわかりやすく説明されていました。

人はたくさんの役割を持って生きています。たとえば私なら、会社では社長、家では夫、長男には厳しい父親、末っ子には少し甘いお父さん。これらのチャンネルをその場その場で変えて演じている。

これが高齢や病気になると、役割が担えなくなったり、周りから役割を奪われたりしがちになり、たとえ家族と一緒にいても心は孤立し、健康が損なわれてしまうそうです。

確かに、高齢になったり病気になったりすると、周りの人が良い意味で手を貸したり、手を煩わせないようにしがちです。

 

役割を持つことは障害者も同じ

私はこの記事を読んで「あ!これって私がやってきたことだ!」と思いました。

私がアスペルガー症候群とわかり、二次障害のうつ病がひどくなった時は家に引きこもっていました。

外に出ることが恐ろしく、家の中でしか生活できない状態でしたから、家庭を切り盛りするのは主人がすべてやってくれていました。

男性が仕事をしながら、家庭内のこと、例えば家賃・公共料金の支払い・家事全般をすることはとても大変です。主人には本当に感謝の気持ちしかありません。

 

私が心療内科に通院し始め、心療内科の先生と話をしたり、処方薬を飲んだり、家庭内での役割を減らすことにより、少しずつ家庭生活にも変化が出てきました。

まず主人のアドバイスで、歩いて約5分の小さなスーパーに主人と一緒に買い物に行くことを始めました。

最初の頃は、主人の後をついて回っていました。

次に、買う物リストのメモを持って、主人と一緒に買い物をし、リスト以外の物は買わない訓練をしました。

これができるようになってから、買う物リストのメモを持って、頭の中で買う物の値段の計算を大雑把にするようにしました。もちろん主人も同行です。

最終的には、買い物リストを持って、一人で買い物に行くことを訓練しました。

 

今思うと、アスペルガー症候群とその二次障害が出る前は、普通に一人で買い物をしていました。(でもお金の使い方が不器用でした)

それなのに、なぜアスペルガー症候群の二次障害が悪化してからできなくなったのか・・・私には一人で買い物ができなくなった経路がわかりません。

しかし、上記に書いたような訓練を重ねることで、お店が限定されますが、今では一人で買い物にも行けるようになりましたし、家事全般もできるようになりました。

 

ただしお金に関しては、私がアスペルガー症候群とその二次障害になってから、持つことをなくしました。

わかりやすく言うと「私は1円たりともお金を持っていない」ということです。

常にお財布の中は空っぽです。お金の管理は全て主人に任せています。

なぜかというと、結婚生活が始まってから私がアスペルガー症候群とその二次障害に悩まされるまでは、お金の管理は全て私が行ってきました。

その期間、お金に苦しむことが多々ありました。

ブランド物を買いあさったり、高級品ばかり買っていたというのではなく、私にはお金の管理ができなかった(算数障害)のです。

それに気づいた主人の提案で、数字にメチャクチャ強い主人が家計を担当することにしました。

正直、私は自分からお金が離れてホッとした感はあります。今までお金に縛られていた私だったので、なおさらです。

 

今では、家庭内での主人と私の役割がハッキリしてきています。

仕事と家系管理は主人、家事全般は私。買い物は息抜きと楽しみがてら二人で。

 

最近の私は、障害を持っているからといって何もしない、できないと思わず、自分の体調とニラメッコしながら日々の生活を送っています。

今回の記事を読んで、高齢者や病気になった人に限らず、障害を持った人にも同じとこが言えるよなと思いました。

それはきっと、豊かな生活を送ることができるようになるということにも繋がっているのだと実感しました。

 

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