精神障害者保健福祉手帳を受けて8ヶ月

アスペ子が、どうしても欲しかった精神障害者保健福祉手帳を受けてから、今月で8ヶ月が経ちます。その間、その手帳を使って何かしたかというと・・何もしていません。

精神障害者保健福祉手帳」は自治体によって大きな差があるようで、東京とアスペ子の県(市)では、もちろん手帳を持つことで同じサービスも受けられますが、東京都に比べると、利用できるサービスが全く違いました。

公共のバスに乗ること一つとっても、東京都は50%割引ですが、アスペ子のところは割引はありません。移動手段として公共のバスを使いたいのはやまやまなアスペ子ですが、通常料金かと思うと、やはり駅から自宅まで歩いてしまうのが常です。

ここで、改めて精神障害者福祉手帳のメリットとデメリットを書いてみます。

 

精神障害者福祉手帳のメリット

精神障害者保健福祉手帳があると下記のようなメリットを受けられます。各自治体によってかなり差があるようなので、住まいの自治体に確認すると良いでしょう。

  • 各種税金の控除
  • ハローワークで障害者枠の仕事を紹介してもらえる
  • バス・電車など運賃の割引
  • NHK放送受信料の免除
  • 美術館、動物園、博物館など公共施設利用料の割引
  • 携帯電話料金の割引

などです。

 

精神障害者保健福祉手帳のデメリット

障害者枠で就職した場合は、障害者という目で見られるというデメリットがあるようですが、それ以外では自分から手帳を見せない限りは障害者と知られることはありません。

会社などで障害者と知られたくないが税金の控除は受けたいという場合は、会社の年末調整後、源泉徴収票をもらって自分で確定申告をすれば、会社に知られることなく障害者控除が受けられます。

また他のデメリットとして「自分のことを障害者と認めるのがイヤ」だということもあります。

 

別記 発達障害者・知的障害者の手帳取得

厚生労働省は従来より発達障害は精神障害の範疇としていました。同省の通知では申請用診断書に発達障害に当たるICD-10カテゴリーF80-F89、F90-F98の記入が可能です。参考までに都道府県または政令指定都市によっては知的障害者向けの障害者手帳である療育手帳の取得が可能な場合があります。日本では発達障害専門の障害者手帳はありません。

今回、なぜ精神障害者保険福祉手帳のことを書いたかというと「7月になって暑くなり、もう市営のプールも気持ちが良いだろうなぁ」と、アスペ子の体が涼を求めたためです。

そして、改めて市役所からもらった「精神保険福祉関係ガイド」の冊子を読んでいて「アスペ子が使えるものと言ったら・・市営・県営住宅の入居当選率の優遇、携帯電話利用料等の割引、博物館・体育館・プール他市内施設等の障害者割引くらいだな・・」と、考え込んでしまいました。

携帯電話の利用料等の割引は、主人が既に済ませておいてくれています。

今から、市営・県営住宅に引っ越すのは、お金を貯めなければいけませんし、魚たちの引越しはなんどやっても神経を使うので、引越しは非現実的です。

では、博物館、体育館、プールの利用はどうかというと、やはりネックになるのは交通手段です。

アスペ子は、この土地に引っ越してきてから、一度も博物館に行ったことがありません。引っ越してきて約8年が経ちますが、その間、行きたいねと主人と話はするのですが、行く機会がなかったのです。

そして今回、アスペ子は「行ってみたいなぁ、無料だというし。あ!交通手段が・・家から駅まで約40分歩いて電車。博物館の最寄の駅で降りて約20分歩き。真夏に行ったら、人も多そうだしな・・仕方ないから来年に持ち越そう」と思いました。

なんというか、無料とか、割引とかは、我が家にとって金銭的には嬉しいのですが「痒いところ、肝心なところに手が届いていない」と実感しました。

まだアスペ子は歩くことができますが、これが高齢者だったり、アスペ子がアスペ子歩きが出来なくなったりしたら、やっぱり頼りになるのは、公共の乗り物、つまりはバスや電車を何とか考えて欲しいなと思いました。

でもこればかりは、市の財政?とか、いろいろもろもろあるのでしょうから本当に仕方ないですね。

アスペ子の足腰を鍛えて、弱らないように鍛え上げれば良いだけの話です。

市役所からもらった「精神保険福祉関係ガイド」には、他に自助グループや就労支援、生活介護、地域活動支援センターなどが載っていますが、2年前のアスペ子は、これらを活用しようと必死になっていましたが、今は自宅で療養することが一番良いと、主人とも話していますので、縁があれば活用したいと思っています。

アスペ子がもっともっと若くて、就労にこだわりを持っていたのでしたら、就労移行支援や就労継続支援を受けていたと思います。

しかし今のアスペ子は、働くことができないほどの広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の二次障害で、心療内科に通院しています。

それに、主人もアスペ子自身も「アスペ子が社会に出て働くこと」は不可能と考えています。これはアスペ子自身、本能的に感じることでもあり、主人から見たらアスペ子が社会に出ることで家の中にストレスを持ち込むことになる危険性が大きいと思っていると思います。

だからこそ、精神障害者保健福祉手帳を取得したわけで、この手帳をアスペ子が持つことによって、アスペ子は「普通じゃないんだ。障害者なんだ。広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の手帳はなくても、普通じゃないんだ」と実感できるのです。

そして、いつか(多分、来年あたり)私立博物館に行ったり、市営プールに行って手帳を提示することで、アスペ子はますます「アスペ子は障害者なんだ」と実感することとなるでしょう。

間違っても悲観的にはなっていません。ただアスペ子は「自分のことをもっと知りたい」だけです。その手段の一つが「精神障害者保健福祉手帳」の取得であったわけです。

なんだか梅雨なのに雨が全く降らず、暑かったりしているので、夕方の時間になるといろいろなことを考えます。

今日は、魚たちの水換えも順調に出来ましたし、便秘だったお腹もスッキリしましたし、主人が仕事で疲れて昼寝で爆睡していても、アスペ子は全く気にすることなくブログを書いています。

そう考えると、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)のアスペ子がいるのにもかかわらず、普通の家庭のような、なんとも不思議な感覚になっているアスペ子です。

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発達障害とその支援

Posted by アスペ子