医療機関以外での相談・1

アスペ子が約1年4ヶ月前に、精神的に狂ってしまったような状態になった時、主人がまず相談したのは義妹でした。

なぜ主人が最初に妹に相談したかというと、義妹も過去にいろいろと苦労をしてきているので、兄妹なら率直に話しができ、相談しやすかったからだと思います。

その時に言われたのが「市に精神福祉課とかあるから、そこに問い合わせて相談してみなよ」だったそうです。主人はすぐに電話をして、アスペ子の状態、家の状態等を話しました。

 

自治体での相談など

どんな場所かというと、アスペ子の市には「精神福祉保健センター」というところがあり、心の電話相談や、思春期・引きこもり、アルコール・薬物問題等の専門的な相談、当事者や家族向けの心理教育、精神障害者保健福祉手帳の審査・判定などの業務を行っています。

また、精神科病院に入院中のご本人や家族等からの、退院請求や処遇改善請求を受付けています。

その他にも「発達障害支援センター」があり、発達障害のある人とその家族に対する相談支援、発達支援、就労支援を行います。また市民や関係機関に対する普及啓発活動、人材育成、ネットワークの構築を行っています。

これは読んだ本「大人の発達障害」にも書かれていたことですが、PDDについて診察ではなく、まずは相談してみたいという方にとって良いことだと思います。

2005年4月1日に施行された「発達障害者支援法」に基づき、各都道府県は「発達障害者支援センター」を設置して、支援を行うこととなりました。

最初に相談してみる機関としては、各都道府県に必ず設置されており、地域により偏在していないということからも、この発達障害者支援センターを利用することが適切ではないかと思います。

就労に関する相談や支援に限定すれば「地域障害者職業センター」も相談可能な機関です。

こちらの機関も各都道府県にひとつずつ設置されており、どこの地域でも利用が可能です。(各センターの名称は地域によって異なります)インターネットで調べたり、役所の保険や福祉の担当課、児童相談所などに尋ねたりするのも良いでしょう。

 

アスペ子の場合は?

アスペ子の場合は、以前にも書きましたが、主人が市役所の精神福祉課まで徒歩で相談に行きました。

主人は「今でもあの日のことは忘れない」と言います。6月だというのに気温は30℃を越し、睡眠不足の中、汗だくになってサンダル履きで往復約20数キロを歩きました。(バス代ももったいなかったので徒歩、帰宅後は5キロも体重が減ったそうです)

相談員は主人のへたり具合をとても心配してくれたそうで、いろいろなアドバイスをしてくれました。まずはアスペ子を通院させること、それから先は時間をかけて焦らないで進んでいこうというようなことだったらしいです。

「ようなことだったらしい」とアスペ子が言うには理由があって、物事を進めるにあたって、アスペ子に相談したり、聞いたりしても無駄な状態のアスペ子だったので、主人が一人で動いてくれたということがあります。

確かに1年4ヶ月前の記憶がアスペ子には全くありません。唯一覚えているのが、ベットに横になって布団をかぶって、一日中、寝ているような寝ていないような感覚でいました。食事のことも覚えていません。

多分、アスペ子が作ったと思うのですが、何を作って食べたのか全く覚えていません。この食事の件は主人も覚えていないそうです。

最初に通院した時、バスに乗って駅まで行きました。まだ駅まで歩くことが困難だったので、バスなら我慢できるだろうと乗りました。

しかし、この日に限ってバスは満員。主人が隣にいてもちょっとした坂道で頭がクラクラしてしまいました。主人は「調子が悪かったら途中でも降りていいんだからね」と言ってくれたので、アスペ子もちょっと気持ちが楽になり駅までバスに乗れました。

電車は空いていたので席に座り、なるべく人を見ないように、そして流れる風景も見るとクラクラするので目を閉じて見ないようにして降りる駅を目指しました。

心療内科に着いた途端、アスペ子は「懐かしいなぁ」と思いました。

以前、一度だけ通ったことのある心療内科だったので、気持ちは楽でした。先生はなんで来たの?という顔をしていましたが、アスペ子が話し始めたら事の深さがわかったのでしょう、いろいろな問診をし、薬を処方されて次回は3週間後に受診となりました。

今でも不思議だなと思うことは、幼少期など、小さい頃の記憶が薄れることはあっても、この歳になって認知症ではないのに記憶が全くないということがあり得るんだということです。

特に不思議(わからないこと)は、1年4ヶ月前に状態が悪くなったと書いていますが、何がきっかけで、アスペ子はどんな状態でうつ状態に真っ逆さまに落ちたのだろうか、ということです。

多分、主人には聞いていませんが、主人も曖昧な記憶しかないのではないかと思います。きっと家庭崩壊の崖に落ちかけていた状態だったのでしょう。アスペ子は落ちてもいいとか、落ちたくないとか感情がなかったと思います。

主人は以前にも書きましたが「生まれ持ったファイター精神」が「落ちたくない、落ちるわけがない、落ちてたまるか」という気力でいたと思います。だからアスペ子は今こうして生きていられるのだと感謝しています。

障害に限らず、一人で悩んでいる人は世の中たくさんいると思います。相談する相手がいない時は、まず行政の機関を利用することも必要だと思います。

ただ、時々耳に入ってくる話だと「対応が悪かった、話をよく聞いてくれなかった、結局はお役所仕事なんだよね」で、終わってしまうこともありがちです。

ではそれ以外で相談できるところはないのでしょうか?アスペ子は無知なので調べてみないとわからないのですが、まだよく調べていません。

何か、こう、福祉というのは抜け穴があって、上手くいっているところもあれば、そうではないところもあればという気がしてなりません。この問題はアスペ子には難しすぎるので、まずは、相談できたり、参加したりといったようなものを探してみようと考えています。

これから何年か先に役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれないですが、調べてみる価値はありそうです。そう思うだけで、ちょっと気合いの入ったアスペ子です。

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発達障害とその支援

Posted by アスペ子