精神障害者保健福祉手帳について・2

前回、精神障害者保健福祉手帳について小難しいことを書きましたが、アスペ子にとって制度などの難しいものは、本当にゴチャゴチャとした単語の塊です。

特に頓服を飲んでいない時に調べ物を延々としていると、頭痛や疲労が溜まってしまい、家のことが何もできなくなってしまいます。その助けになるのがコーヒーだったり、タバコだったりするわけですが、体には悪いことだと思っていてもやめられません。

今回は、結論から言うとアスペ子は9月中旬に申請した精神障害者保健福祉手帳の結果が、11月初旬に来ました。

内容は精神障害者保健福祉手帳の発行が認められ、等級は3級でした。心療内科の先生が書いてくれた診断書は「うつ病」に関してでしたので、精神障害者保健福祉手帳が発行されて良かったと思っています。

また、精神障害者保健福祉手帳を見て、アスペ子の写真が貼ってあり、アスペ子の名前が書いてあることを確認して「あぁアスペ子は障害者なんだな」とやっと自覚できました。

発行に至るまでにいろいろ動いてくれた先生や主人に感謝です。

 

精神障害者保健福祉手帳について・1の簡単なまとめ

精神障害の程度の判定に当たっては、診断書のその他の記載内容も参考にして総合的に判定しますが「日常生活能力の程度」(1)~(5)のそれぞれにより考えられる能力障害の程度は、概ね以下の通りと考えられます。

非該当

精神障害を認めるが、日常生活及び社会生活は普通にできる

3級程度

精神障害を認め、日常生活又は社会生活に一定の制限を受ける

2級程度

精神障害を認め、日常生活に著しい制限を受けており、時に応じて援助を必要とする

1級程度

精神障害を認め、日常生活に著しい制限を受けており、常時援助を必要とする

1級程度

精神障害を認め、身のまわりのことはほとんどできない

 

ここから「その2」になります。

精神障害者福祉手帳の交付手続き・申請

交付主体

都道府県知事が交付(平成8年4月1日以降は、政令指定都市ではその市長)

 

申請

手帳の交付は申請主義とし、精神障害者本人の申請に基づき行います。ただし家族や医療機関職員等が申請書の提出や手帳の受け取りの手続を代行することができます。

申請窓口は、保健所とし、申請書類は、申請書のほか医師の診断書又は障害年金の年金証書の写しを添付します。(診断書は、精神保健指定医その他精神障害の診断又は治療に従事する医師によるもので、初診日から6か月以上経過した時点の診断書とする)

 

判定

判定業務は各地域の精神保健福祉センター(地域によっては名称を精神医療センターとしているところもある)が行います。

判定基準は厚生省保健医療局長通知「精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について」の中に書かれている「精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準」によります。

判定材料は申請時に提出された診断書をよりどころにし、判定基準は「精神疾患(機能障害)の状態」と「能力障害の状態」の各指標で構成されているます。

 

更新等

手帳の有効期限は2年。2年ごとに障害の状態を再認定し、更新します。

また、住所や氏名が変更した場合の届出、手帳を破り・汚し・紛失した場合の再交付、障害等級の変更申請、非該当となったとき等の返還も届出が必要です。

 

精神障害者福祉手帳のメリット

精神障害者保健福祉手帳があると下記のようなメリットを受けられます。各自治体によってかなり差があるようなので、住まいの自治体に確認すると良いでしょう。

  • 各種税金の控除
  • ハローワークで障害者枠の仕事を紹介してもらえる
  • バス・電車など運賃の割引
  • NHK放送受信料の免除
  • 美術館・動物園・博物館など公共施設利用料の割引、携帯電話料金の割引など

 

精神障害者保健福祉手帳のデメリット

障害者枠で就職した場合は、障害者という目で見られるというデメリットがあるようですが、それ以外では自分から手帳を見せない限りは障害者と知られることはありません。

会社などで障害者と知られたくないが税金の控除は受けたいという場合は、会社の年末調整後、源泉徴収票をもらって自分で確定申告をすれば、会社に知られることなく障害者控除が受けられます。また他のデメリットとして「自分のことを障害者と認めるのがイヤ」だということもあります。

 

別記

厚生労働省は従来より発達障害は精神障害の範疇としていました。

同省の通知では申請用診断書に発達障害に当たるICD-10カテゴリーF80-F89、F90-F98の記入が可能です。参考までに都道府県または政令指定都市によっては知的障害者向けの障害者手帳である療育手帳の取得が可能な場合があります。日本では発達障害専門の障害者手帳はありません。

アスペ子はとても不思議です。こんなにも自閉症スペクトラムをはじめ、見た目ではわからない障害者がいるのに、広汎性発達障害の手帳がないとは驚きです。

なぜなのかアスペ子なりに推測すると、まだ未分野の障害者だから確定した制度を作ること自体難しいのではないかなと思いました。

広汎性発達障害の二次障害はわかっても、例えばアスペルガー症候群は見た目では判断がしづらいからではないか等、見た目の問題も制度を作る上でのさまだげになっていると思います。

先日主人と手帳について話していた中で「アスペ子たちが生きているうちに広汎性発達障害専門の障害者手帳ができるといいね」とアスペ子は言いました。多分そのくらい慎重になおかつ繊細な問題なのではないかと感じたからです。

でも今アスペ子には精神障害者保健福祉手帳があります。

アスペ子は手帳で何かしたかったのではなく「アスペ子は生きている、地に足をつけて生きている人間なんだ」と思いたかったのです。確認したかったのです。

だから精神障害者保健福祉手帳が発行されてとても嬉しかったです。障害を持っていても人間なんだと思えた喜びは、アスペ子にとってとても大きなモノ=宝物?です。

スポンサーリンク

発達障害とその支援

Posted by アスペ子