発達障害と就労〜障害者雇用に関して〜

洗濯物を取り込むだけで汗が流れ出すくらいの酷暑の毎日。

暑さと寒さに弱い私には、家の中が一番快適な場所になっています。

我が家のエアコンの設定温度は27℃。扇風機と併用しています。

はてさて電気代が気になる今日この頃・・・

精神障害のある人の「雇用義務化」

2016年4月の障害者雇用促進法改正を受けて、2018年4月から精神障害のある人の「雇用義務化」が始まりました。

2017年と約1年前の記事が目にとまりました。

この中で私が印象的に感じた言葉は「精神障害者にとってはこれまでハードルが高かった就活問題も、この制度化により和らぐ可能性がある」「精神障害者の側も社会に溶け込むために、様々な努力をしなければならない」という部分でした。

確かに、精神障害者の雇用問題は相当高いハードルだと思います。

私はアスペルガー症候群ですが、コミュニケーションを取ることがとても苦手です。今まで社会に出て働くことがありましたが、ストレスを感じることが多々ありました。

また、今だったら「社会に対しての努力は必要だ」とわかり始めていますが、働いていた当時は、自分がアスペルガー症候群と知らずに働いていましたから、自ら努力しようとも思いませんでした。

 

発達障害を正しく理解することが大切

では一体、発達障害の人はどのよな職業が向いていたり、向いていなかったりするのでしょうか?

こんな記事がありました。

この記事では、ASD(自閉症スペクトラム:かつては「自閉症」「広汎性発達障害」「特定不能型広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」などさまざまな名称が用いられていたが、現在ではそれらを総称)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)についての特性から分かる向く職業、向かない職業を例としてあげていました。

 

私はこの記事を読んで、思わず「確かに!」と苦笑してしまいました。なぜかというと、全くその通りだったからです。

アスペルガー症候群の私は「単純な入力作業など、同じことを何回も繰り返すような仕事にも向いている」のです。

現に、今現在の仕事?は、主人の仕事の手伝いなのですが、その内容はパソコンを使用しての数字の入力作業です。

短時間で集中しての数字の入力作業は、私にとってとてもやりがいのある作業です。しかも主人の役に立っていることが一番の嬉しさに繋がっています。

また、作業終了後には達成感も得ることができます。

 

これを踏まえて、この記事で印象的だったのは末尾に書いてあった「発達障害がある人々は、自らの適性をしっかり把握した上で職業を選ぶべきであり雇用主側は、発達障害という特性を理解し、ケアをする必要がある。双方が歩み寄ることで、共存が可能になっていくはずだ」という言葉でした。

 

精神障害者雇用義務化で変わることと変わらないこと

私は、2018年4月から精神障害のある人の「雇用義務化」が始まったので、企業は精神障害のある人を雇用しなければならなくなったのかと思っていましたが、変わることと変わらないことがあることを知りました。

変わらないこと

企業は障害のある人を一定の割合で雇う義務がある

  • 障害者雇用率制度では、障害のある人が働く機会を得ることができるように、企業に従業員のうち一定の割合で障害のある人を雇うことを義務付けている
  • 現在の法定雇用率は民間企業で2.0%。
  • 雇用義務があるのは従業員数が50人以上の企業で、毎年障害者雇用の状況をハローワークに報告。
  • 法定雇用率に満たない従業員数100人以上の企業は、不足している人数1人あたり5万円の障害者雇用納付金を納付する必要がある。(法定雇用率を超えた企業には逆に調整金・報奨金が支給される)

 

雇用するのは身体・知的・精神のどの障害の人でも構わない(精神障害の人を雇っていなくても問題はない)

  • 2006年4月に障害者雇用促進法が改正され、それまでは企業の障害者雇用率を計算する時には身体・知的障害の人のみが対象だったのが、精神障害の人も対象にしてよいことになった
  • 企業は今の時点でも身体・知的・精神のどの障害の人を雇っても法定雇用率を満たすことができる
  • 2018年4月以降でも精神の障害がある人を雇っていなくても、身体や知的の障害がある人を法定雇用率以上雇っていればよいことになる

 

変わること

法定雇用率を決める時に精神障害の人の人数も考慮するようになる

  • これまで、法定雇用率は失業者を含めた労働者全体の中に、身体・知的障害のある労働者がどれくらいいるか計算していたが、精神障害者の雇用義務化以降は、身体・知的に加え精神の障害のある労働者の数を基に計算されることになる

 

法定雇用率は段階的に上がる

  • 急激な変化による影響を少なくするために、法定雇用率は2018年から5年間は猶予期間となっている
  • 「以前の精神障害の人を含めない計算式」で出した数字と「新しい精神の障害の人を加えた計算式」で出した数字の間のどこかで定めることができる
  • 2023年4月には新しい計算式で求めた率が使われることになる
  • 2018年度には2.2%、2021年3月までに2.3%に上がることが決定した

(厚労省発表の2016年障害者雇用状況によると、精神障害のある労働者は短時間勤務も含め4万2千人あまりで、障害のある労働者全体の8.9%にあたる)

 

まとめ

法律が絡んでくると頭が痛くなりますので、私が思う、まとめみたいなことを書こうと思います。

2018年4月から精神障害のある人の「雇用義務化」が始まったとのことですが、偶然にもその前にハローワークの「障害者雇用」を検索してみました。

すると検索に引っかかってきたのは2社のみ。内容は大手企業で、清掃の仕事。

その時の私の感想は「そんなもんだよな・・・」でした。

 

今の日本では「障害」を持っている、しかも「精神障害」を持っているとなると、なかなか社会で働きたいと思っても狭き門です。

(余談ですが、私が結婚後にパートで働いていた時のことを今、思い出すと、アスペルガー症候群と知らなかったと言っても、よくもまぁ、社会に出て働ていたよなと思います(苦笑))

2018年4月から精神障害のある人の「雇用義務化」が始まり、企業側もジョブコーチを配置する等、企業内での多大な努力は必須になると思います。

 

しかしそれ以上に、障害者は自らの障害と向き合って働く場所を考えることが大切だと思いました。

「適材適所」という言葉があるように、自分に見合った働き方や職業があるのではないかと思います。

 

それは障害者に限らずではないでしょうか?

 

今年の夏は「平成最後の夏」です。

私も今一度、自分の障害、アスペルガー症候群とアスペルガー症候群の二次障害と向き合い、より良い家庭を目指して努力していきたいと思いました。