引越し〜その4−1〜

円満退職後は体の疲れを取るために、家で家事をしたり、パソコンをしたりしてのんびり過ごしました。

全くなかったわけじゃないストレスやコミュニケーションが取れなかったことや、うつ状態を癒す思いでした。

 

だんだんとうつ状態がひどくなっていく・・・

そんな日々が2〜3ヶ月続いた頃、アスペ子はまたしてもストレス、うつ状態が激しくなってきました。

イライラして主人に当たり散らすのはいつものこと。何もする気が起きず、頭痛のためずっとベッドで寝ていたり、外に出るのもやっとでした。食欲がなくなりどんどん痩せてきて、鬼の形相か廃人かの両極端でした。

この頃、主人は主人なりに色々調べてくれていて、もしかしたら発達障害かもしれない。アスペルガー症候群の可能性もありそうだと思っていたそうです。

確かに、今までの人生を振り返ってみると思い当たる節がたくさんありました。

この時の生活だけで思い出せるのは・・・

  • どの部屋(トイレも含む)にも時計がある(2LDKの間取りに時計が6〜7個)
  • ティッシュペーパーが各部屋にある
  • 小さな気がつかないほどのゴミまで気にする
  • 料理は何人分だよというほどの量を作る
  • 料理を作っている時など手が濡れたまま作業をするのが嫌
  • 何か物を使ったら元の場所に戻さないと気持ちが悪い
  • 真っ直ぐな物は真っ直ぐにしておかなければ気がすまない

など挙げたらきりがないほどの一般的ではない行為がありました。考え方も思考がおかしくて、ONとOFFしかないのです。過程を聞かず結論だけ聞く。だから何もできないという状態です。

 

生活の破綻と心療内科への通院

主人はアスペ子がおかしくなってしまったので、仕事どころではなくなってしまい、車を売り、生活費の足しにしました。

そして市の精神福祉課に相談に行きました。そこで言われたのは、すぐに奥さんを心療内科に連れて行きなさいと言うことでした。アスペ子も苦しくて苦しくて薬が飲みたい!とさえ思っていたので、すぐに心療内科に行きました。

その心療内科は主人がパソコンで調べて探したところで、家からは少し遠かったのですが、会った先生はとても穏やかな先生でした。

先生はアスペ子を見てすぐに、まずはアスペ子が静かに暮らせる場所に、引っ越すことが可能なら引っ越しなさいと言うことでした。そして、初診だったのでうつ状態と精神安定剤、睡眠導入剤などを処方してくれました。

引越しは車を売ったお金とわずかな貯蓄で補い、急遽、2DKのアパートに引っ越しました。周りは住宅街ですがとても静かで、近くに川が流れていたり、小さなスーパーがあったり、散歩ルートがあったりと、心休まる雰囲気の場所でした。

今まで主人には本当に迷惑ばかりかけていました。でもやっと薬を飲むことができたという思いのアスペ子は、ここが終の住処となるかどうかわからないけど、良い所を探してくれてありがとうと、感謝の気持ちでいっぱいでした。

病院には半年間、3週間に一度行きました。その中でアスペ子の症状の話をしたり、薬の調整を行なっていきました。アスペ子は薬を飲んでいれば大丈夫という固定観念があったので、病院に行くことが楽しく感じました。

そして、ある程度、薬が決まった所で1ヶ月に一度の受診になりました。

その時に先生がアスペ子は発達障害だと言いました。ただ、今は二次障害が出ているので落ち着いてから専門家に診てもらいましょうとのことでした。アスペ子は発達障害がどんなものなのか調べもせず、主人がアスペ子は発達障害だと先生が言っていただろう?と言っても、専門家に診てもらうまでは信じられない!の一点張りでした。

主人はほとほと困り果てていました。

実は、受診していたのはアスペ子だけではありませんでした。主人もボロボロだったので一緒に診てもらっていました。眠れない、頭痛などの症状があったのです。

それというのも、結婚以来アスペ子と生活を共にしてきたからで、主人は被害者だったのです。それがこの頃にはもうピークを超えていたのです。

(引越し〜その4−2〜へ続く)

発達障害と結婚

Posted by アスペ子