うつ病について考えてみる・3

「うつ病について考えてみる・3」では、もう少し身近にうつ病を考えられるように、病院や治療法などを書いていきたいと思います。

アスペ子自身もまだまだうつ病との戦い・・付き合いになっていますが、これを機に、何かがつかめれば良いなと思っています。

 

うつ病について考えてみる

心の不調を感じても病院にまで行くなんてと思いがちですが、「最近元気がない」「気分が落ち込んでいる」と感じた時も、風邪をひいたかな、腹痛だという時と同じように考え、受診すれば良いのです。

自分自身で「うつ病かな」と思うことはなかなか難しいですが、「うつ病かもしれない」と思ったら、いち早く専門医を受診しましょう。他の病気と同様に、うつ病も早期発見・早期治療をしないと、症状が重くなり、治癒にも時間がかかってしまったり、難しくなったりします。

 

何科にかかればいいの?

うつ病を治療できる医療機関には、精神科心療内科などがあります。厳密には専門は精神科ですが、身体症状が強く出ている場合は心療内科でも受診できます。(神経内科は神経の病気が専門なので、混同しないように注意しましょう)

 

精神科(神経科・メンタルクリニック・精神神経科)

精神科は精神の病気、つまり心の病気が専門です。

意識・思考・判断・記憶などの精神機能に障害がみられる症状が対象です。うつ病の症状が精神面に強く現れている場合は、この科が良いでしょう。
対象:気分障害、躁うつ病、不安障害、統合失調症など

 

心療内科

体の不調の原因が心理的な問題(悩みやストレス)から起こっている「心身症」の診断や治療が専門です。うつ病の場合でも比較的軽度で身体的な不調があるならこの科が良いでしょう。
対象:心身症(摂食障害など)、うつ病、パニック障害など

 

うつ病の治療法

うつ病は「急性期」から「回復期」へと進み、それぞれの段階によって治療が異なります。

急性期

薬を飲みながら、うつ病の様々な症状を取り除いていく期間です。

医師はうつ病と診断したら、薬を少し処方して患者さんの様子を見ます。その後、1〜3週間かけて患者さんの状態に合わせて薬の種類や量を加減していきます。最終的に薬が効いているかどうかの判断には、4〜6週間の観察が必要と言われています。

うつ病は回復に向かって直線的に改善するわけでなく「良くなったり悪くなったり」を繰り返しながら、徐々に良くなっていく病気です。すぐに良くならなくても焦らずに治療に取り組むことが大切です。

 

回復期

回復期は症状の改善とともに、社会復帰に向けて元の生活ペースを取り戻していく期間です。

回復期に入って薬の効果が現れると「おっくう感」が抜け、意欲が高まっていきます。一方で、この時期は、ふとしたきっかけで自ら命を絶ってしまう行動にもつながるので、家族や周囲の人はより細心の注意が必要です。

症状が良くなってくると患者さんによっては薬を飲む回数を減らしてしまったり、飲まなくなってしまったり、また周囲の人から「もう飲まなくても良いのでは」と言われて薬を飲まなくなったりすることがありますが、こうした自己判断は、うつ病を悪化させたり、症状を長引かせたりする恐れがあります。

うつ病は再発・慢性化しやすいため、症状が良くなっても根気良く医師の指示に従って薬を飲み続けることが回復への近道です。つまり「治療のための薬」から「再発しないための薬」に役割が変わるのです。(再発の場合は通常1〜2年間は量を減らしながら服薬します)

 

うつ病に使われる薬

うつ病に使われる薬(抗うつ剤)は脳内のセロトニンやノルアドレナリンのバランスの乱れを調整する働きがあります。

三環系は、脳内の伝達物質のバランスを整えることを目的に開発されました。うつ病とは関係のない脳内の部位にも作用してしまうため、薬の副作用が比較的現れやすいと言われています。四環系抗うつ薬は、ある程度の副作用は抑えられました。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)は、SSRIはセロトニン、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンにより限定的に作用するため、従来の抗うつ薬に比べて副作用が少ないとされています。

NaSSAは、新しいタイプの抗うつ剤です。ノルアドレナリンとセロトニン神経の働きを高める作用があり、抗うつ効果が現れるのが早いという特徴があります。

うつ病の治療に関係しない部位にはほとんど作用しないことから、服薬の継続に問題となる副作用が少ない抗うつ剤です。悪心、嘔吐などの消化器系の副作用が少ないのも特徴です。

抗うつ剤はうつ病の症状を改善するための薬です。「性格が変わってしまうのでは」「依存症になってしまうのでは」と心配する人もいますが、そのようなことはありません。

 

うつ病とうまく付き合うには

  • きちんと薬を飲むように気をつける
  • 励ますことは逆効果
  • 外出や運動を無理に進めない
  • 考えや決断の手助け
  • 家事などの日常生活上の負担を減らす
  • 回復後も再発に注意
  • 十分な睡眠、休養
  • 焦らない
  • 自殺に注意

 

まとめ

以上、アスペ子なりにまとめてみました。

アスペ子が「そうなんだ」と思ったのは、うつの波の部分でした。

うつの波が上がったり下がったりを繰り返して、少しずつ穏やかな波になるということは、今アスペ子が感じているうつ状態は、バイオリズムのようなものなんだなと思いました。

一日中、うつ状態に悩まされることは減ってきましたが、やっぱり薬は欠かさず飲まなければいけないなと痛感しました。

それは、ある方の死が、うつ病と関係していたのではないかと思ったからです。特に知り合いではありませんでしたが、やはりうつ病の薬を飲んでいたらしく、死の前々日にある出来事があり、そしてその方は翌日、死を選びました。

その時のアスペ子は信じられない気持ちでいっぱいでしたが、今回のうつ病のブログを書いていて、なんだかその方の死をやっと受け入れられたような気がします。

人間の心と体はとても複雑にできています。いくら周囲のサポートがあっても、病を負った本人がしっかりとしないと悲しむ人が生まれてしまいます。

障害も同じです。周りに頼ってばかりではいけないと思いました。

自分の気持ちをしっかりと持って、周りのアドバイスに耳を向け(アスペルガー症候群のアスペ子はすぐに忘れてしまいますが)、できることからまずは「焦らず」やっていこうと思いました。

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うつ病

Posted by アスペ子