発達課題をこなすという事は心の健康にも大変重要な役割

猛暑のまま8月に入りました。

日中の外が暑すぎるのか、朝方くらいしか蝉の鳴き声が聞こえません。

この猛暑、いつまで続くのでしょうかね・・・

エリクソンの心理社会的発達理論

まずはじめにエリク・ホーンブルガー・エリクソンというアメリカ合衆国の発達心理学者で、精神分析家についての説明です。

出典元:Wikipedia

この中で「エリクソンの心理社会的発達理論」が、わかりやすい表で書かれています。

 

発達課題をこなすという事は心の健康にも大変重要な役割

今回はこの記事に注目しました。

今回はエリクソンが区分した「エリクソンの心理社会的発達理論」の表の中の「幼児後期(時期的には3歳位から5歳位まで)」についての記事について書こうと思います。

 

この時期における幼児の最大の課題は、それまで幼児の生活の主な場であった家を出て、同じ年頃の子供たちの輪に入っていくことで、記事によると「この時期に対応する2つの心理的側面のうち「積極性」を獲得し、以後の人生で積極性を発揮しやすくなる」とのことです。

また「しかし、もしも幼児がこの時期、子供たちの輪にうまく入っていけないような場合、この時期特有の、異性の親への憧れから生じるエディプス・コンプレックスが解決されにくく、以後の人生で、もう一方の心理的側面である「罪悪感」が強まる傾向がある。場合によっては、それが心の病気のルーツになってしまう可能性もある」とのことです。

 

幼児後期に関連する心の病気

幼児後期である3歳位から5歳位までにルーツがある代表的な心の病気は、エリクソンの理論によると、恐怖症心身症、そして転換性障害などがあるそうです。

エリクソンによれば、これらの病気のルーツも幼児後期にあり、この時期の発達課題につまずくと、以後の人生で積極性を求められる場面でそれをうまく発揮できず、その時、心に強まってくる罪悪感などの葛藤が身体的症状を生み出すとしています。

 

恐怖症:特定の何かを不合理なほど恐れてしまう事が特徴的な心の病気

恐れる対象は様々で非常に多岐にわたる(雷などの自然現象、蛇やゴキブリといった生き物、さらには乗り物あるいは高い場所やエレベーターのような狭い空間など)

恐怖症のルーツは幼児後期にあり、幼児がこの時期、同じ年頃の子どもたちの輪に入っていくという発達課題につまずいた事と、幼児が親から叱られる事を恐れる気持ちが、それからの人生で恐怖所のリスクを高めるとしている

 

心身症・転換性障害:心の葛藤が身体的症状として現われてくる病気

心身症は、大事な用事の前には決まってオナカをこわしてしまう……など、ストレス時に身体的不調が現れてくるほか、免疫力も低下して風邪をひきやすくなる、元々の持病でなどの症状が強まる傾向がある

転換性障害は、心の葛藤のため、身体的問題は無いにも関わらず、一時的とはいえ突然、目が見えなくなる、あるいは、耳が聞こえなくなるなど、かつてはヒステリーと呼ばれていたような症状が特徴的

 

私に当てはめて考えてみた

私の幼児後期の3歳くらいから5歳くらいは幼稚園に通っていました。

当時の幼稚園で過ごした日々のことは全く覚えていません。

3年間幼稚園に通いましたが、その経緯は母親曰く「アスペ子が幼稚園の送迎バスに乗りたいと言ったから、幼稚園に行きたいのかと思った」だそうです。

私としては、ただ単に幼稚園の送迎バスがやって来て、それを見ることが楽しみだっただけで「幼稚園に行きたいわけではなかった」のです。

 

そんな中で、唯一、覚えていることは、恐怖症に繋がる(今でもそうですが)雷が大嫌いだったということです。また、幼稚園で同年代の友達と遊んだ記憶もありません。(もしかしたら、一人遊びをしていたのかな?)

心身症に関しても当てはまり、大事な用事の前には決まってオナカをこわしてしまいましたし、しょっちゅう風邪をひいていました

転換性障害は、自分では思い出せないのでなかったと思います。

 

こうして考えてみると、私は「エリクソンの心理社会的発達理論」の幼児後期である3歳くらいから5歳くらいまでにルーツがある代表的な心の病気の2つが当てはまりました。

当時、私がアスペルガー症候群と分からなかったにせよ、この恐怖症心身症はありました。それに輪をかけるように、友達の輪にうまく入っていけなかったのです。

 

ですから、3歳くらいから5歳くらいまでの特有の、異性の親への憧れから生じるエディプス・コンプレックスが解決されにくく、以後の人生で、もう一方の心理的側面である「罪悪感」が強まり、それが心の病気のルーツになってしまったのです。

エディプスコンプレックスは、精神分析学者のフロイトによって提唱された概念で、子どもが異性の親に対して愛着を持ち、同性の親に対して敵意を抱いたり、罰せられる不安を抱いたりする無意識の葛藤のこと

 

簡単にいうと、私は3歳くらいから5歳くらいまでに必要だった療育がされていなかったということです。

 

アスペルガー症候群を持っていた私は、

  • それまで幼児の生活の主な場であった家を出て、同じ年頃の子供たちの輪に入っていくことができず、この時期に対応する2つの心理的側面のうち「積極性」を獲得できなかった
  • この時期特有の、異性の親への憧れから生じるエディプス・コンプレックスが解決されなかった
  • もう一方の心理的側面である「罪悪感」が強まった

 

そのために以後の人生において、積極性を発揮することができず、それが心の病気のルーツになってしまった

 

ということになります。

以前は両親を憎んでいたこともありますが、今は全くそのような気持ちはありません。

主人や心療内科の先生、処方薬のおかげで、過去の自分を少しは客観的に捉えることができるようになったりました。

私の場合は、過去より今・将来のことを楽しむことの方がずっと有意義なのです。

 

「発達課題」「療育」を正しく理解し実行することはとても大変です。

でも今の時代は、いろいろな情報が手に入りやすくなっているのではないでしょうか。

少しでも私のような大人が減るようになって欲しいな・・・と思いました。

 

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備忘録, 私の過去

Posted by アスペ子