2016年5月の通院日

最近の心療内科の通院日は、天候が不順でしたが、今回の通院日はとても天候が良く、5月の日差しと風が気持ち良く感じられる日となりました。

そうなると、アスペ子は例の「アスペ子歩き」になってしまい、主人は足にマメを作ってしまいました。申し訳ないなと思うのですが、普段あまり長距離を歩いていないアスペ子は、少しずつ体力もつけていきたいと思い、ついついアスペ子歩きになってしまいました。

心療内科はこの時期になると、初診の人が増えてくるので「今日は混んでいそうだなぁ」と、ちょっと複雑な気持ちになったアスペ子です。

1時間待ちは覚悟しなければいけないかもしれないので、汗をかいていたアスペ子は、待合室が涼しく爽やかだったらいいなと思いながら、心療内科に行きました。

心療内科に着くと、やはり待合室は満席に近い状態でした。しかも1番の人が初診の人らしく、時間もかかっていました。これは相当待つかもしれないなぁと、アスペ子は覚悟して目を閉じて休んでいました。

いつもでしたら、今日は先生にどんなことを話そうかと指折り考えているのですが、今回は全く考えることをしませんでした。わざと考えなかったのではなく、忘れていたと言った方が良いかもしれません。

また、家を出る前にブログの更新をしていたので、それで満足してしまっていたのだと思います。ちょっとスットコな癖が出ちゃったなと苦笑いしてしまいました。

初診の人が終わった途端に、先生の診察のペースが早くなりました。薬だけの人、半年に一度だけの診察の人などが多かったようです。そして、20分ほどでアスペ子の名前が呼ばれました。相当早かったので、主人とびっくりしてしまいました。

診察室に入り、先生が「どうですか?」と聞いてきたので、頓服として飲んでいるセニラン錠がここのところ効きが良くないこと、朝早く目が覚めてしまうこと、4月下旬からうつ状態が続いていることを先生に話しました。

まずセニラン錠に関しては、先生は特に何も言いませんでした。セニラン錠は依存性が高い薬なので、先生は他の方法を考えていたようです。

次に、朝早く目覚めてしまうということに関して、先生は「何時頃に起きるの?」と聞いてきました。

アスペ子はここのところ、就寝時間は大体同じなのですが、日に日に起床時間が早くなっていました。8時→7時30分→7時→6時30分→6時→5時30分→5時・・というように、少しずつ少しずつ起床時間が早くなっていました。また、寝ている途中に何度も目が覚めてしまう傾向もありました。(これは尿意も関係します)

二度寝をすれば良いのかというと、3時30分くらいならできるのですが、5時になってしまうと、なぜかもう寝られなくなってしまいます。

先生は「う〜ん・・」と考えてから「グッドミンはあくまで睡眠導入剤だから、今服用している2錠から1錠に減らして、睡眠が持続するようにフルニトラゼパム錠という薬を出しますね」と言いました。

フルニトラゼパム錠(ジェネリック薬品名)とは、1984年に発売された睡眠薬です。効果も良く、重篤な副作用も少ないため、現在でも不眠治療でよく使われる薬です。

話がそれますが、フルニトラゼパム錠について説明を書いておきます。

 

特徴

最大の特徴は、その効果(催眠作用)の強さにあります。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の中では最強という声も多く、眠らせる力には定評があります。

また作用時間のバランスが非常に良く、使いやすい薬でもあります。具体的には服薬後約1時間で血中濃度が最大になり、約7時間で半減期を迎えます。(半減期:薬の血中濃度が半分になるまでにかかる時間。作用時間の目安になる)

欠点としては、効果が強いため耐性・依存形成が起こりやすい点です。

 

強さ

個人差もありますが、一般的には「効果が強い」睡眠薬だと言われています。0.5mgから2mgの間の量で使いますが、量を増やせばそれだけ効果は強くなります。

ただし量を増やせば効果も強くなりますが、副作用も現れやすくなります。そのため、まずは0.5mgや1mgで開始し、効果が不十分な場合に限り2mgを使うようにします。

 

作用

半減期というのは、その薬の血中濃度が半分になるまでにかかる時間の事で「おおよその薬の作用時間」の目安として使われています。

フルニトラゼパム錠は「中時間型」の睡眠薬に分類され、服薬してから1-1.6時間ほどで血中濃度が最高値になり、半減期は約7時間です。中時間型ではありますが、飲んでから1時間ほどで効果が最大になるため即効性も期待できます。

半減期も7時間あるため、持続力もあります。即効性もあり作用時間の長さもある、という万能型の睡眠薬なのです。寝付きの悪さにも効くし、中途覚醒にも効くため、患者さんからの評判も良く、処方される事も多い薬ですが、反面で、依存しやすい薬でもあるため過剰に使いすぎないよう注意が必要です。

 

向いている人

不眠には大きく分けると2つのタイプがあります。一つ目が「寝付けない事」で、これは「入眠障害」とも呼ばれます。そして二つ目は「寝てもすぐに起きてしまう事」で、これは「中途覚醒」と呼ばれます。

一般的には、入眠障害には超短時間、短時間型、中途覚醒には中、長時間型の睡眠薬が適していると言われています。

フルニトラゼパム錠は中時間型ですから、セオリー通りにいけば「夜中に何度も起きてしまう」という中途覚醒に向いていることになります。

またフルニトラゼパム錠は、バランスの良い薬物動態を持つ睡眠薬であるため、入眠障害と中途覚醒、どちらにも効果が期待できます。(内服後1-1.6時間で効果が最大となり、半減期は約7時間程度)期待した効果が得られやすいのは良い事なのですが、しかしこれは注意も必要です。キレが良く、効きも良いという事は、「依存しやすい」「睡眠がフルニトラゼパム錠頼りになりやすい」という事でもあります。

実際、米国でフルニトラゼパム錠の依存や乱用が問題となり、現在、米国ではフルニトラゼパム錠を合法的に入手することができなくなっています。これはやはり、フルニトラゼパム錠は他の睡眠薬より依存形成を起こしやすいという事を表していると思われます。

これらの事を考えると、他の睡眠薬(例えばレンドルミンなど)で十分な効果が得られなかった方の第2選択薬として良いのでしょう。(他の睡眠薬よりも特に耐性・依存形成には注意を払い、漫然と内服を続けないようにする)また、効果が強いため、高齢者では上限が1mgまでとなっていますので注意が必要です。

 

副作用

眠らせる効果が強いと言われています。

ジアゼパム(商品名:セルシン・ホリゾン)の約10倍の効果があるという報告があります。強力な催眠効果があることは、不眠で苦しむ患者さんにとっては大きな助けになりますが、効果が強いという事は、依存や乱用につながりやすいということでもあります。

他の薬でも同じですが、フルニトラゼパム錠を服薬する場合は、必ず医師の指示に従い、自分で勝手に量を調整したりしないようにすることが特に大切です。

  1. 眠気
  2. 耐性、依存性
  3. もうろう状態、一過性前向性健忘症(自分では記憶がないのに歩いたり人と話したりする事がある)

 

肝心のうつ状態があることに関して先生は「今処方しているうつの薬はマックスなんですよね・・まずは睡眠の改善の状態を見てから考えてみましょう」と言いました。

アスペ子は内心「あぁアスペ子のうつの薬はマックスで出ているんだ・・」と、改めて、自分のうつの症状が良くなかった、良くないということを実感しました。

だからと言って、ここでヘコんではいられないので、アスペ子は先生に「生活のことや主人の仕事のことは主人に任せ、以前先生がおっしゃっていたように、自分でも運動クラブで運動していたことができるようになりたいと思ったので、それを目標にしていきます。

最初は一人では無理でも、主人と行くようにして、だんだん慣れていければと思っています」と言いました。先生はとても嬉しそうに「それは良いことですね!」と言ってくださいました。

また薬が変更になりましたが、来月の診察の時に先生にどんな報告ができるか、これからの約1ヶ月間が楽しみなアスペ子です。

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通院記録

Posted by アスペ子