禁煙を考えた末に取った行動

アスペ子の禁煙は、前回書いたように、毎日が悩みの種でした。イライラしたり、過食になったり、頭が痛くなったり・・本当にこれでいいのか、アスペ子だけでも吸うべきなのか、主人とも時間をかけて話し合いました。

禁煙することによって、アスペルガー症候群が酷くなるようなら吸ったほうがマシだし、主人は完璧に禁煙できているので、アスペ子が吸っていても大丈夫だというし・・

アスペ子には良い案が全く思いつきませんでした。計画を立てるのが苦手な部分が出てしまったようです。

主人とアスペ子は、いろいろ話し合う中で、アスペ子からタバコが離れないのは、何が原因となっているのかを考えました。

経過的には、1月23日から禁煙を始めたアスペ子、1月29日から禁煙を始めた主人。この時、アスペ子の吸っていた手巻きタバコのシャグ(タバコの葉)が余っていたのですが、アスペ子は使い切らずに主人にあげてしまいました。完煙とでも言うのでしょうか、アスペ子は自分のシャグを使い切らずに禁煙に入ってしまいました。

つまりアスペ子には「これで最後」という自覚があまりない状態だったようです。

次に、思ったよりもアスペ子はタバコに依存していたようです。

考えてみると、辛いこと、悲しいこと、イライラすることなど、マイナスな面がアスペ子に降りかかってきた時には、必ずタバコを吸っていました。特に、山奥の運動クラブで働いていた時は、アスペルガー症候群特有の人間関係などで相当悩んでいましたので、帰宅時の車の中ではチェーンスモーカーになっていました。

チェーンスモーカーになることで心を落ち着けて、主人には迷惑をかけないようにと、アスペ子は仕事をやっていけるんだ、大丈夫なんだと思うようになっていました。

運動クラブを辞めてからも家庭の事情で苦しい日々が続き、挙げ句の果てにアスペ子が気が狂ったようになってしまい、4度目の引越しをすることになったわけですが、今の生活は肩にどっしりと乗っていた重りが取れたような気持ちになり、その分、タバコが美味しく感じました。

しかし、JTタバコの値段がどんどん高くなり、二人でJTタバコを吸うと年間約40万以上のタバコ代がかかってしまうので、少しでも安くするようにと手巻きタバコに変えました。それでもタバコ代は年間約20万円弱。

この金額が、やはり決定的に禁煙に踏み切るきっかけでした。

2月に入ってからというもの、アスペ子はますます状態が悪くなっていきました。パソコンの調子もおかしくなったせいもありますが、ブログを書くことさえ気が進まなくなり、何をするにも体が重く、思考回路が絡んだ毛糸のようになってしまっていました。

見かねた主人が最終案として「もう一度だけタバコを吸おうか。それも手巻きタバコに近いアメリカンスピリッツと言うタバコを俺とアスペ子で半分ずつに分けよう。きっと俺の方が先に吸い終わるだろうし。分け合ったタバコを吸いきったら、今度こそ禁煙だ。どうかな?」と言ってきました。

アスペ子は、アメリカンスピリッツは知っていましたが吸ったことはありませんでした。多分、きついタバコだと思ったので、アスペ子が8本、主人が12本でやることに同意しました。

初めて吸うアメリカンスピリッツは、頭がグラングラン、足がガクガク、1本の半分も吸えませんでした。種類は違えど、こんなもの今までよく吸っていたよな・・アスペ子は本当にバカだよなぁと心底思いました。

例えて言うならば、お酒は全く飲めないわけではなく、たしなむ程度には飲めるけれど、晩酌やジョッキほど飲めないというのと同じ感覚でした。

つまり、タバコは全く吸えないわけではないけれど、一口二口は吸えるけれど、1本全部は吸えないということです。体がタバコをもう受け付けなくなってきていたのです。

そして、2月14日、主人が朝のコーヒーを飲みながら、晴れて禁煙に成功しました。元から主人は禁煙できていたので、すんなり止められました。

肝心のアスペ子ですが「主人と同じ日に止めたい」という強い思いがあったので、時間差で主人の後にタバコを吸い、晴れて禁煙に成功しました。今「タバコを吸う?」と聞かれても、勧められても、答えはNO!です。やっとNOと言える気持ちになれました。最終案を提案してくれた主人に感謝です。(ちなみにアメリカンスピリッツは480円!もします)

今回の禁煙で、アスペ子にとってタバコってなんだったんだろうな・・タバコを吸い始めてから、もう25年以上経っていますが、タバコを吸うことで嬉しかったことや楽しかったことがあったかな?と考え込んでしまいました。

現在と違って、20年以上前は禁煙という言葉はほとんど耳にしませんでしたし、どこでも吸うことができました。アスペ子がタバコを吸う場面は、コーヒーを飲んでいたり、お酒を飲んでいたり、食事をしていたり、いろいろありました。

アスペ子が、一番タバコを吸うことが多かった場面は「間が持たない」時でした。相手との会話がうまく成り立たない時など、タバコに火をつけて空いた間を埋めたり、会話のきっかけを作ったりといったように、タバコに頼っていました。タバコに頼ることで、アスペ子は心の焦りを軽くしていたのだと思います。

今思うと、アスペルガー症候群のアスペ子の、必死なコミュニケーションの取り方だったのかもしれません。しかしこれからは禁煙の生活です。もう「タバコは吸わない」のですから、タバコ以外の方法でコミュニケーションを取っていくことを考えます。

そして、もう少し天気が安定してきたら、家のカーテンを洗濯して「ヤニ落とし」をして、さっぱりしようと思います。

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日記帳

Posted by アスペ子