一人で行く美容院

記憶が定かではないアスペ子なので曖昧ですが、9月頃から「美容院に行く」と言い続けていたアスペ子です。

10月、11月と行けない日が続き、もう、年末まででいいかなと思っていたら、主人が「12月に入ったら行って来なよ」と言ってくれたので、我が家の大蔵大臣(主人)からお金をもらって行って来ました。

 

美容院は楽しいな〜?

いつも美容院に行く時は、事前に電話をしてから行くのですが、今回は電話をしても誰も出ません。午後の一番なので、忙しい時間帯は過ぎていると思うのにおかしいな・・・臨時休業かな?と思ったのですが、主人が「行くだけ行ってくれば?」と助言してくれたので、散歩がてら行くことにしました。

天候は雨のち曇り、時々晴。もちろん美容院に行く時はアスペ子一人で行きます。それがアスペ子の唯一の楽しみなのです。今回は思いっきりショートにする予定なので、ネックウォーマーと毛糸の帽子、手袋を持参しました。寒さに弱いアスペ子ならではの秘策?です。

いつもは一人で歩けない道も、美容院に行くことだけしか頭にないので、不思議なことに、周りは全く見えていません。聞こえてもいません。髪の毛をカットされるイメージしか頭にない状態です。(逆を言えば、車とか信号も気に留めていない感じでしたから、そんな状態で歩いていたら危ないのですが・・)

美容院まではいつものアスペルガー症候群のアスペ子の歩き方でした。ちょっと早く歩いてしまいましたが疲れは一向に感じません。片道約2キロ、ほとんど直線です。周りの景色はどんなだったのか全く覚えていませんが、きっと紅葉が綺麗だったのではないかと思います。

美容院に到着したら、理容院のネオンが回っていました。「良かった!営業してたんだ」とアスペ子はルンルンして中に入ったのですが、美容院の方には誰もいません。

理容院の人に声をかけたら奥に行ってくれました。最初は先生と呼ばれている、いつもカットをしてくれる人のお母さんが出てきました。

アスペ子は「あれ?もしかしたら、いつもの人はいないのかな?」と思ったら、先生が「カットですよね?ちょっと待ってってね」と言って、また奥に行ってしまいました。

しばらく待っていたら、また先生が出てきて「娘が風邪をひいちゃって。そのうち来ると思うんだけど」と、アスペ子の髪の毛を切る準備を始めました。

過去に一回だけ先生にカットしてもらったことがあったので、アスペ子は「娘さんが風邪なら仕方ないな。先生もカットは上手だから今回は先生に任せよう」と思いましたが、やっぱりちょっと残念でした。

するとすぐに、いつもカットをしてくれる娘さんが出てきて先生と変わりました。体が辛そうでしたが、何度も通っているアスペ子の髪質などを熟知しているので「後ろは襟足ギリギリで、全体的に短くしてほしい」と言ったら、いつも通りにバサリバサリと切っていってくれました。

いつもカットをしてくれる娘さんは、もともと体が弱いらしく持病を持っていて、ちょっとしたことで風邪をひいたり、皮膚に炎症が出たりしています。以前、アスペ子がこの美容院に通い始めた頃、足の股関節の手術をしたりしているので、接客業なのに大変だなと思った記憶があります。

この美容院に来るとアスペ子は気兼ねなくお喋りをします。時々会話が重なったりしますが、カットをしてくれる娘さんは接客業のプロだけあって、そういう時の対処法をよく心得ているので、会話の流れが途切れることなく自然と流れていきます。

今まで引越しをするたびに美容院を変えてきたアスペ子ですが、ほとんど会話をしないか、週刊誌を読んでいるかでした。たまに会話をしても当たり障りのない世間話をちょっとして、すぐに会話が途切れてしまいました。

そういうときのアスペ子は心の中で「話しかけないでほしいな」と極度の緊張が生まれてしまっていました。でも髪の毛は放っておけば伸びるものだから、仕方なく髪の毛を切りに行っていました。

今は、通っている美容院に行くことが楽しみの一つになっているので、過去のような嫌な気分になったことは一度もありません。逆に、体(健康)の話をすることが多いので、アスペ子でもわかる内容の会話で助かります。お互いに大病をしているから話しやすいのかもしれません。(アスペ子は大腸憩室をしているので)

ただ、今回美容院に行って困ったことが一つだけありました。

それは・・・先生も娘さんもアスペ子を見て「痩せたわね〜どうしちゃったの〜」と会うなりいきなり言ってきたことです。アスペ子は突発的なことに対処できませんので「あわわ・・ちょっと腸が・・食事が食べられなくて・・」と、しどろもどろになってしまいました。

この時に思いました。正直に「アスペルガー症候群なので、拒食気味なんです」と言えばよかったのか、言わなくてもよかったのか。

アスペ子は今でも考えています。

言うことが良いことなのか、言わなくても良いことなのか。それは時と場合によりけりでしょう。
多分、主人だったら「どっちでもいいんじゃない?言わなくても別に害はないだろうし」と言うと思います。でもアスペ子は「こだわり」を持ってしまったのは確かです。

言うべき相手、言わなくても良い相手。アスペ子がそれを正しく機能できるかな?という不安もあります。

また、自己中心的に考えれば、言ってしまえばアスペ子は楽になります。言わなければ相手に対して罪悪感のようなものが生まれてしまい、クヨクヨ悩んでしまいます。

この問題は非常に難しいなと感じました。要はカミングアウト的なものですので、家庭内、職場内、親兄弟、付き合いのある人たち・・・アスペ子の場合は主人と義妹が知っていれば良いので気持ちは楽ですが、その他の人たちには言わない、つまり隠す的な意味合いも含まれているような気がしてしまいました。

だから今回の美容院での出来事は、アスペ子にとって結構なストレスになってしまいました。なぜならば、次回カットに行った時も、きっとアスペ子は痩せているでしょうから。

元来、軽く受け流す=冗談が通じないアスペ子ですので、せっかく楽しみになっている美容院がちょっとだけ遠くになってしまったように感じました。

ちなみに、美容院に行った翌日、アスペ子は非常に疲れていました。なんでこんなに疲れているのかわからなかったのですが、多分、アスペ子の知らないうちに美容院での出来事がストレスになってしまっていたのだと思います・・・

こだわりを持ってしまったので、そうそうすぐにはなくならないと思いますが、せっかく唯一の楽しみの美容院だけに、次回に行く時には、またルンルンしながらいけるようにしようと思うアスペ子です。

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日記帳

Posted by アスペ子