大人のADHD(注意欠如・多動性障害/注意欠如・多動症)

今回は「大人のADHD(注意欠如・多動性障害/注意欠如・多動症)」についての記事が目にとまったので、改めて考えてみようと思います。

ADHDとは

以前、このブログでADHDの記事を書きました。

ADHDとは?〜その1〜

ADHDとは?〜その2〜

ADHDとは、注意欠如・多動性障害/注意欠如・多動症と呼ばれ、多動性・不注意・衝動性などの症状を特徴とする神経発達症の一つです。

ADHDの症状には、自分の注意や行動をコントロールする脳の働きの偏りが関係されていると考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。

 

主な特徴として、

  • 落ち着いて座っていることが難しい
  • 質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう
  • 勉強などで不注意な間違いをする
  • 課題や活動など順序立てて行うのが苦手
  • 注意が長続きせず気が散りやすい
  • 思ったことをすぐに口にしてしまう
  • 忘れ物、なくし物が多い
  • 約束を守れない、間に合わない

などが挙げられます。

 

大人のADHD

先日このような記事を見つけました。

ここでは、

「子供のADHD」の症状と特徴は、年齢とともにしだいに改善していく傾向があり、大人になった頃には、かなり落ち着くことが少なくなく、しかしながら、その傾向自体は大人になってからもある程度続くもので、もしそれが原因で日常生活に何か深刻な問題が生じていれば、場合によっては「大人のADHD」と診断される可能性がある。

ということが書かれていました。

 

皆さんは心当たりはありますか?

私はアスペルガー症候群ですが、少しだけADHDもあると診断されています。

  • 思ったことをすぐに口にしてしまう
  • 仕事などでケアレスミスをする
  • 仕事や作業を順序立てて行うことが苦手
  • 過度のおしゃべり
  • 質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう
  • 他の人がしていることを遮ったり邪魔したりする
  • 興味のあることに過集中してしまい切り替えが難しい

など多々症状があります。

家庭生活する上では深刻な問題はありませんが、結婚前の会社印時代や結婚後のパート勤めの時などでは上記の症状が出てしまい、仕事上でとても苦労をしました。

簡単にいうと、集団=会社・上司・同僚とうまく馴染めなかったのです。

その結果、パート勤めの時は、職を転々としてしまいました。

 

ADHDは性格ではない

ADHDの症状の原因を一言でいうと「その原因は性格ではなく、脳内にある」です。

ADHDの詳しいメカニズムは今現在はまだ判明していません。基本的には脳内の一部の機能が十分作動していないことが原因と言われています。

こういったこともあるのか、ADHDは一般的に当人のパーソナリティー=生まれつきの性格の問題として片付けられがちです。

例えば、同僚や友人同士や家族内で、思った事をつい口にしてしまうような言動が頻繁にあると、人間関係に深刻なダメージを与えてしまう可能性があります。

 

私も場合も言わずもがなです。

場の空気を読まず、相手のことを考えず、ポンポンと口から言葉を出してしまうがために、今まで人間関係の悪化がたくさんありました。

まだ自分がADHDと知らなかった頃の私にしてみると、なんで自分から人が離れていくのかがわかりませんでした。

今、私から離れていった人のことを私なりに考えてみると、その人たちは「アスペ子さんは空気の読めない人だ、付き合いづらい、仕事ができない」などと思っていたのではないかと思います。

そのくらい、私は周囲から浮いた人間でした。

 

ADHDの治療法

ADHDには大きく分けて2つの治療法「治療薬による薬物療法精神療法」があります。

薬物療法は、メチルフェニデート、ストラテラ、コンサータなどが使用されます。

薬を飲む効果で、それまで十分作動していなかった脳内の機能が十分作動し始め、注意力や集中力が増し、自身の言動に十分気を配れるようになるを配れるようになります。

精神療法は、脳内の問題に直接的に対処するわけではなく、病気が引き起こす問題を正しく理解したうえでその対処を学び身につけていくことで、日常生活の質を向上させることが目的です。

他の治療法として、ペアレント・トレーニング(親の訓練)、ソーシャル・スキル・トレーニング(生活技能訓練)、教育的介入などがあります。

治療の肝は、AHDAがどのような問題を自分に引き起こしているかをきちんと理解することにより、治療を受けるモチベーションを向上させると、服薬の意義を理解することにもつながり、治療薬の効果を向上させることにもなります。

このサイクルがうまく循環すれば、治療を通じて日常のどの場面で問題が現れやすいかが分かり、問題の発生をあらかじめ回避しやすくなります。

 

大人のADHDの対策とまとめ

以前、このブログ記事でも書きましたが、ADHDの診断は社会的なサポートを受けるための第一歩です。

自分の特性を理解し、生活を見直すことで悪循環から抜け出すことができます。

大人になって初めて診断を受ける場合は、一般的には精神神経科、あるいは大人もみている小児科(小児神経科、小児精神科)で診察してもらってください。

 

「おかしいな?」と一人悩んでいると、うつ病などの二次障害も併発されてしまいます。

そうならないためにも、早期の受診や相談がとても大切です。

私は今、アスペルガー症候群の二次障害のうつ病の治療のために心療内科に約4年通院しています。

私のうつ病は何十年と積もり積もってできているものなので、まだ治癒していません。

しかし、心療内科の先生に診てもらって本当に良かったと思っています。適切な処方薬を出してもらったり、いろいろな相談や話を聞いてもらったりしている中で、少しずつではありますがうつ病が治りつつあります。

何といっても「一人で悩まないでいられる、苦しまずにいられる」ことがとても精神的に楽になりました。

重い腰をあげるのはとても大変なことです。私もそうでした。

でも、その重い腰を上げた先には、きっと道があると私は思っています。

 

発達障害について

Posted by アスペ子