ADHDとは?〜その1〜

ADHD(注意欠如・多動性障害/注意欠如・多動症)はアスペ子にも極々僅かにあるそうです。

ではADHDとは一体どんな障害なのでしょうか?

調べていくうちにアスペ子の頭はグチャグチャ。正確に理解するには頭がついていきません。簡単になってしまいますが、ADHDの概略を書いてみようと思います。

 

ADHDの分類

多動性、不注意、衝動性などの症状を特徴とする神経発達症の一つと言われています。以下の3種に分類されます。

  • 多動性・衝動性優勢型
  • 混合型
  • 不注意優勢型(ADD)

ADHDの症状には、自分の注意や行動をコントロールする脳の働きの偏りが関係されていると考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。

親がADHDの場合、脳の機能障害が子どもに遺伝し、子どももADHDになる可能性が高いです。

ただ、必ず遺伝するわけではありません。遺伝的な要因がADHDの原因の全てではありませんが、大人のADHDの人は遺伝的要素が発達過程に異常を生じさせていた場合もあります。

 

ADHDの特徴

脳が未熟な発達アンバランス症候群

脳の発達がアンバランスまたは未熟で、年相応にできない。脳の研究の多くで、年齢不相応の脳波が出てきたり、中枢神経系や小脳の発達が小さかったりすることがわかっています

 

対人スキルが未熟

自閉症に見られる障害よりはるかに軽度ではあるものの、言葉に遅れが出ることがあり、発達性言語障害と呼ばれます。

成長してもADHD児の80%以上に対人スキルの問題が見られ、人との約束事やルールが守れなかったり、自己中心的で協調性に乏しかったりするそうです。

人の気持ちがわからないのではなく、人の気持ちを考える余裕がなく、自分の好きなようにしていたいという気持ちが強いのです。

 

発達性協調運動障害

微細運動(手先の細やかなこと)はできても、全身を使って行うスポーツ(球技、縄跳びなど)などが上手くできないことがあり、それを発達性協調運動障害と言うそうです。

これは自閉症にも見られることがありますが、いわゆる不器用さのことです。

 

デイ・ドリーマー(不注意優勢型:昼間から夢を見ている人)

ADHDの3つのタイプのうち、不注意優勢型は発見されにくいといいます。多動、衝動性といったADHDの問題行動が見られず、集団の中で目立つこともないからです。

 

過集中により成績がトップのこともある

注意力散漫のため学校の勉強についていけないADHDの子どもも多くいる一方で、成績トップクラスを維持し、成人してから研究者として活躍しているADHDの人も多くいます。

日常の症状(忘れ物が異常に多い、不器用、整理整頓がまったくできないといった点)のほうがADHDと関係しているといえます。こうした成績が良いということの背景には、単に勉強が得意といった単純な話ではなく、むしろADHD特有の過集中という現象が関わっていることがよくあります。

 

チック症と深い関係がある

チック症には、激しいまばたき、顔をしかめる、手足をピクピク動かす、咳払いをする、うなる、鼻を鳴らすといったことが含まれます。強迫性障害を合併することもあるそうです。

ADHDの人の脳では、運動神経系の中枢システムが十分に機能していないため、チックのような不随意運動が起こりやすいのだそうです。

 

爪噛み、抜毛癖、貧乏ゆすりがやめられない

爪噛みや抜毛癖、鼻ほじり、貧乏ゆすりなどの習癖異常もADHDの人では見られやすいと言われています。抜毛癖や爪噛みは不注意優勢型のADHDに多いため「半覚醒、半睡眠の状態」にある脳を覚醒させるための自己刺激的な行動であると考えられています。

 

時間感覚がおかしく、方向音痴

時間感覚の障害のため適切に予定を立てられなかったり、遅刻しやすかったりするそうです。また左右の感覚が分からず、右と左を区別するのに時間がかかったり、キャッチボールやテニス、バドミントンで、球がどこに飛んでくるのか予測できなかったりします。視空間認知機能の障害があるようです。

 

脳を覚醒させようとして様々な依存症になる

ADHDの人の脳の覚醒レベルが低いことによります。刺激物を取り入れたり、刺激的な行動に関わったりすることで、前頭葉を覚醒させようとして、依存してしまうのです。(ヘビー・スモーカーやヘビー・ドリンカーなど)

 

ストレス耐性が弱くPTSDやフラッシュバックが生じやすい

ADHDの人は危険に遭いやすいだけでなく、それを脳に刻み込みやすいので、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が生じやすいとされています。

脳の構造上、ストレス耐性が非常に弱く、トラウマによって過覚醒状態になって、フラッシュバックが生じやすいといわれています。

 

境界性パーソナリティ障害になりやすい

ADHDの人は反社会性パーソナリティ障害、つまり非行や犯罪に手を染める人になる確率が高いそうです。

同時に、激しく怒りや攻撃性が移ろう境界性パーソナリティ障害になることも多いと言われています。たとえば子供の時にADHDと診断された人が思春期にパーソナリティ障害と診断されたりします。

 

カクテル・パーティー現象が働かない

非常に騒がしく言葉が飛び交うパーティー会場でも、特定の人の言葉だけを聞いて会話できる、という人間本来の能力を説明したもので、ADHDの人はそれがうまくできず、雑音をフィルタリングできないのだそうです。

これは脳が十分に覚醒していないため網様系として知られている脳の下部のフィルター機構がうまく働かず、不必要な五感の情報を選り分けられないためではないかと言われています。

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広汎性発達障害とは

Posted by アスペ子