アスペルガー症候群とは?

アスペルガー症候群の概要

アスペルガー症候群(AS)、アスペルガー障害(AD)とは先天的な障害であり、知的障害を伴わない興味・コミュニケーションについて特異性を持つ自閉症スペクトラムの一種です。

 

 

また、アスペルガー症候群は5つある広汎性発達障害(PDD)の一つに分類され、脳機能の障害とされています。

今現在ではその原因はまだわかっていませんが、遺伝的、生物学的、免疫学的な要因が複雑に作用した結果、胎内での中枢神経系の発育時になんらかの問題が生じたのではないかと考えられています。

 

アスペルガー症候群の特徴

アスペルガー症候群の人は、主に次のような特徴が見られます。

 

社会性の問題(独特な人付き合い)

  • 人の中で浮いてしまうことが多い
  • 幼児期には一人遊びが中心
  • 年上の子にリードされたり年下の子と同レベルで遊んだりすることが多い
  • その結果、同年齢の子供と対等の相互的な遊びをすることができない

 

正直すぎる

  • 接し方のルールがわからず本当のことを言って周囲の人に迷惑をかけてしまう(例・太っている子に「太っているね」等)
  • 自分の発した言葉が人を傷つけるということが理解できない
  • 悪意なく暗黙のルールをつい口にして話しまう

 

行動が衝動的もしくは突発的

  • 羞恥心を感じるのが遅い
  • 誰彼構わず質問を浴びせかける
  • 相手が困惑していたり迷惑がっていても、自分にとって関心のあることは相手も関心があると思いこんでしまう

 

話し方が回りくどく、曖昧な表現が苦手

  • どれが大事な情報でどれが嘘かをうまく選べない
  • 曖昧な聴き方をすると意味が理解できない
  • その場で何が話題になっているのか具体的に言われないと言外の意味を汲み取れない

 

言葉の発し方や覚え方が独特

  • 友人同士の会話よりもテレビや本などから会話を学ぶことの方が多い
  • 自分の関心のあることを相手の興味おかまいなしに一方的に話す
  • 相手が迷惑そうな表情をしていても気がつかない
  • 自分の関心のあることで頭が一杯になって話が飛びやすい
  • 皮肉やほのめかしを理解できない
  • 文法的に間違った話し方をすることがある(主語抜け、助詞抜け、受身文での混乱)

 

簡単なまとめ

まだまだ他にもたくさんの特徴が見られますが、総じて言えるのは

相互的社会関係を築けない(他人への感心が乏しい、人との関わりや人の気持ちを理解するのが苦手、表情が乏しい)ことと、他人とのコミュニケーションが取れない(冗談が通じず、話し言葉が独特)といったことです。

例えば不適切な行動、風変わりな行動をとったとしても、それは「わざとやっている」「ふざけている」なのではなく、そのような行動はアスペルガ−症候群特有のものと認識しなくてはいけません。

言葉一つについても、曖昧な指示や皮肉は基本的に理解できないので、発達障害を持つ人と同じように適切な生活支援が必要です。

また、周囲の適切な理解と支援がないと、定型発達の人よりも二次障害(自信の喪失、引きこもり、うつ症状など)を引き起こす確率が極めて高いので、刺激の少ない静かな環境を作ることも必要になるでしょう。

 

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広汎性発達障害とは

Posted by アスペ子