広汎性発達障害とは?

発達障害の分類

発達障害には自閉症、アスペルガー症候群などの広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)、注意意欠陥多動性障害(ADHD)などがあります。

しかし、発達障害は診断名は同じであっても症状は様々で、年齢や発達の度合いや環境などで症状が異なり、複数の発達障害を持ち合わせていることも少なくありません。

 

発達障害とは?

発達障害とは脳機能の発達が関係する生まれつきの先天性の障害です。

先天性ということは生涯に渡るということ、障害が発達とともに現れてくるということです。またその行動は「変わった人」「自分勝手」「困った人」と誤解され、敬遠されることもあります。親のしつけや教育の問題ではありません。

広汎性発達障害(PDD)は今現在、原因はわかっていませんが、遺伝や染色体異常などによって発生すると言われています。

また知的能力に障害がある場合もあり、知的能力に障害がない広汎性発達障害のことを高機能広汎性発達障害と呼びます。

 

発達障害の種類

広汎性発達障害は社会性の獲得や、コミュニケーションの獲得といった人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする、5つの精神と行動の障害のグループに分けられます。

自閉症スペクトラム

  1. 特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)
  2. 自閉症
  3. アスペルガー症候群(AS,AD)

自閉症スペクトラムに分類されないこともある障害

  1. レット症候群
  2. 小児期崩壊性障害

 

広汎性発達障害のタイプ

広汎性発達障害の特徴は主に下記の4つのタイプに分類されます。

  1. 孤立型:他の人が見えていないかのような行動をする、呼ばれても返事をしない、人に対して関心がなく同情をしな い、無表情・クレーン現象が目立つ
  2. 受動型他の人に自分から関わっていかないが他の人からの接触は嫌がらない、言われたことにはなんでも従う、嫌なことも受け入れてしまうので負担がかかりパニックを起こす
  3. 積極・奇異型:他の人に積極的に関わろうとするが自分本位で一方的、自分の好きな話を一方的に話し続ける、同じことを繰り返し何度も話し続ける
  4. 形式ばった大仰な群:成人期以降に現れるタイプ、こだわりが強い、状況に応じて対応することが困難

 

発達障害の主な特徴

言葉や話し方

発達障害の特徴として、社会性の発達・コミュニケーション能力に顕著な障害があることが挙げられます。

冗談や皮肉の意味がわからず言葉をそのまま受け止めてしまい、相手の気持ちが考えられず言ってはいけないことまで言ってしまいます。

またも話し方が独特で、抑揚のない話し方や「ですます調」のワンパターンが続いたり、中には言葉の発達が遅い人もいるようです。

 

強いこだわりを持つ

例えば食事へのこだわりから極端な偏食になったり、特定の分野だけに固執する傾向があるので、自分の好きな行動パターンや手順でなくなるとパニックを起こしたりします。

 

感覚が両極端

苦手な音や匂い、暗いところを極端に嫌がったり、触られる感覚や眩しい光を嫌う傾向がありますが、その反面、痛みに鈍感で怪我に気づかないことや、味覚に鈍感な人は腐っているものでも普通に食べてしまう等、健常者の持つ感覚と隔離いている部分が目立ちます。

 

想像力に乏しい

イメージが頭に湧いてこないので、好きな絵を描こうと言われても描けなかったり、自分自身で何か新しいものを作ろうとしても創造できないので、「ものづくり」が苦手な人も多いです。

 

まとめ

定型発達の人と比較した場合、発達障害の人はコミュニケーション能力に難があるため、その場の「空気」や「雰囲気」に馴染むことができず、さまざまな誤解を生んだり、予期せぬトラブルをよく起こしたります。

このことが障害者自身のプレッシャーになってしまうと、精神的に不安定な状態に陥り、うつやパニック障害といった二次障害を引き起こしたりしてしまいますので、適切な処置や支援が必要になりますが、見た目だけ障害者であることがわかりにくいため、症状をさらに悪化させてしまうケースが多く見られます。

このことが結果として「普通の生活ができない」ことに結びつくと思うのですが、広汎性発達障害に対する認知度がもっとまれば、お互いにとって生活しやすい環境ができると個人的には考えています。

 

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広汎性発達障害とは

Posted by アスペ子