広汎性発達障害(アスペルガー症候群)とコミュニケーション・1

広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の特徴として、コミュニケーションが取れない、取りづらいということが挙げられます。

広汎性発達障害は、自閉症スペクトラムという枠があって、その中に自閉症とアスペルガー症候群が含まれているわけですが、要は、アスペ子は、広汎性発達障害でいうコミュニケーションの意義と、アスペルガー症候群でいうコミュニケーションの意義を併せ持っているということになるのかな?と疑問を持ちました。

疑問というよりは、アスペ子の頭がついていかない状態になって、コンガラガッテしまいまいました。

今回は、アスペ子が一番悩んでいる、この「コミュニケーション」について考えてみたいと思います。

 

広汎性発達障害

広汎性発達障害は、以下のような社会性の発達・コミュニケーション能力に障害があります。

  • 冗談や皮肉の意味がわからず言葉をそのまま受け止めてしまう
  • 相手の気持ちが考えられず言ってはいけないことまで言ってしまう
  • 話し方が独特で抑揚のない話し方やデス・マス調になる
  • 言葉の発達が遅いこともある

 

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、以下のように、言葉以外のコミュニケーションの問題があります。

  • 視線の合い方が独特で相手の顔を見ないで話したりする
  • 逆に相手の顔をしげしげと見つめすぎて奇異に思われたりする
  • コミュニケーションというキャッチボールを楽しむことが苦手
  • 相手の意図を推測できない
  • 相手の反応に応じてこちらの動きを調節することができない
  • 緊張した状況だと普段のようには話せなくなる

以上のように、広汎性発達障害とアスペルガー症候群のコミュニケーションの取り方の違い(言い方)を書きましたが、広汎性発達障害の方は大きな枠でコミュニケーションを取り上げていて、アスペルガー症候群の方はより具体的に取り上げているようです。

では次に、分かりやすいように具体例として、アスペ子に当てはまるかどうかを検証してみたいと思います。(あくまでアスペ子の独断と偏見ですのでご注意ください)


冗談や皮肉の意味がわからず言葉をそのまま受け止めてしまう

これはよくあることです。主人がよく冗談を言うのですが、アスペ子は100%信用してしまいます。詐欺に遭いやすいタイプではないかなと自分でも怖くなるときがあります。

相手の気持ちが考えられず言ってはいけないことまで言ってしまう

会話をしていてアスペ子が発した言葉の後にどのような展開(相手の気持ちやその場の状況)が起こるか考えていないので、アスペ子のことを知らない人はズケズケ言う人だと思ってしまいます。

話し方が独特で抑揚のない話し方やデス・マス調になる

話し方が独特とはどのようなことを指しているのかわかりませんが、アスペ子自身が気をつけて会話をしないと主語抜けが頻繁に起こります。しかし実践しているとストレスがたまってしまいます。

言葉の発達が遅いこともある

これは幼少期のことなのでアスペ子自身はわかりません。

視線の合い方が独特で相手の顔を見ないで話したりする

これは頻繁にあります。見ず知らずの人はもちろん、心療内科の先生や主人に対してもあります。なぜなのかアスペ子自身もこれといった確証はありません。

逆に相手の顔をしげしげと見つめすぎて奇異に思われたりする

気になってしまうと、とことん見つめます。物であったり人であったり対象は様々です。人の時は気味悪がれて悪口を言われていました。

コミュニケーションというキャッチボールを楽しむことが苦手

これは以前にも書きましたが、多分、会話のやり取りということなのでしょうが、アスペ子は会話を続けることがとても苦手です。

相手の意図を推測できない

人が何を考えているのかさっぱりわかりません。最近、やっと主人の意図が何となくわかり始めたところです。

相手の反応に応じてこちらの動きを調節することができない

できたりできなかったりと混在しています。ただし、やはり決まったことを決まった通りにすることの方が断然多いです。

緊張した状況だと普段のようには話せなくなる

以前はドモリまでいかないにしても、ろれつが回らないような喋り方になってしまいました。


アスペ子の場合を簡単に書いてみましたが、広汎性発達障害とアスペルガー症候群のコミュニケーション、両方にアスペ子は当てはまっています。それはそうです。アスペルガー症候群は広汎性発達障害の自閉症スペクトラムに含まれているのですから。

では本来コミュニケーションとはどういったものなのでしょうか?

コミュニケーション(communication)とは「さまざまな情報内容」を「さまざまな手段」で「伝え合う」ことを総称する言葉です。

つまり「意思・感情・思考などのさまざまな情報内容」を「言葉・身振りや手振り・表情・通信技術などのさまざまな手段」を用いて「互いにそれらを伝え合う」ような状況が、コミュニケーションと総称されるわけです。(個人のコミュニケーションについて簡単にいえば、心と心の交流と言うこともできるでしょう)

コミュニケーションがスムーズに行われれば、誤解が生まれず、お互いに相手の気持ちや考えを理解して、人間関係が上手くいくでしょう。しかしなかなか難しいのが人間同士のコミュニケーションです。

言葉はたくさんあるのに、全然気持ちが伝わらない時があります。言葉なんかなにもなくても、態度だけで気持ちが伝わる時もあります。それぞれの場面で、特別な約束事や慣例があるときもあります。

例えば「彼氏がプロポーズの言葉を言って、彼女が黙ってうなずく」ような場合も、「久しく会っていない友人と、電子メールで連絡を取り合う」ような場合も、コミュニケーションの仲間だということになります。

人と人との会話、コミュニケーションは、よくキャッチボールにたとえられます。キャッチボールは、相手の取りやすいボールを投げます。速すぎる、強すぎるボールは投げません。だから話も、難しすぎたり、速すぎたり、長すぎたりすると、相手に伝わらなくなります。

では、ゆるいボールを投げさえすればよいのかと言えば、それもキャッチボールが楽しめません。ちょうど良いボールが必要です。

コミュニケーションは、相手を見ながら難しいマニアックな会話を楽しんだり、ジョークを楽しんだり、甘いささやきあいを楽しむなど、互いの人間関係に合わせた内容や話し方が大切になります。

人が人間として生きていくために、コミュニケーションは不可欠です。良いコミュニケーションは、心の豊かさと社会の繁栄を生みます。しかし、ゆがんだコミュニケーションは、心を深く傷つけ、広い意味として言えば社会を破壊します。

アスペ子は、コミュニケーションをとりたいのか、とりたくないのか、どちらが良いのかわからなくなる時があります。

とりたい時はその場が楽しい時が多いのですが、とりたくない時は明らかにアスペ子の気持ちが何かに対して動揺している時です。「障害があるから」といってしまえばそれまでですが、アスペ子はもっと違う何かがあるような気がしてなりません。

アスペ子の持ちたいコミュニケーションを遮断する何か。それは何なのでしょうか?

広汎性発達障害(アスペルガー症候群)の確固たる解明がなされなければわからないものなのかもしれません。解明されるまでアスペ子が生きているかどうかはわかりませんが、この心のモヤモヤを1日も早くスッキリさせたいアスペ子です。

(広汎性発達障害(アスペルガー症候群)とコミュニケーション・2に続く)

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広汎性発達障害とは

Posted by アスペ子