アスペルガー症候群の程度

何度も書いてしまいますが、アスペ子は、発達障害の専門病院で「自閉症スペクトラムの中の、中程度のアスペルガー症候群とほんの少しの注意欠如・多動性障害」があると診断されました。

ここで、アスペ子は「中程度ってどういうこと?」という疑問が出てきました。

ネットで検索してもなかなか「これ」といったものがなく苦戦しましたが、アスペ子がわかった範囲でまとめてみようと思います。

 

アスペルガー症候群の程度とは?

アスペルガー症候群(AS)の程度ですが、検索しても程度に関してはほとんど見つかりませんでした。

アスペ子にしてみると、つまり、中程度があるということは、軽度、重度もあるということで、その中の中程度はどんな症状なのかとか、特徴なのかとか知りたかったのです。

本来ならば、専門病院に通院して、それらの相談に乗ってもらうのが良いのでしょうが、専門病院の先生曰く「自宅からも遠いし、今回の初診で診断名もわかりましたので、受診の方は初診で終わりにしましょう。もし何かあったら、またいつでも来てくださいね」と言ってもらえました。

確かに疑問があるのですから、再診を受ければ良いのでしょう。主人のカサンドラ症候群についても相談に乗ってもらえると思います。

でもなぜか、再診を受けに行く気持ちが出てきません。アスペ子自身よくわからないです。遠い、電車賃がかかる、満員電車に乗るかもしれないなど、様々な気持ちが混ざり合っている感じです。

それと・・・アスペ子自身が「中程度」のアスペルガー症候群と自覚できていないからだと思います。軽度と重度の間くらいにしか感じていません。

ある時、主人に「アスペ子は中程度のアスペルガー症候群と診断されたけど、そう思う?」と聞いたことがあります。主人はただ一言「思う」と言いました。一緒に生活している主人が言うのですから、本当に中程度なのでしょう。

医学・法学的に言えることは「ASの重度軽度の判断は【生活への支障の程度】」だということのようです。

生活への支障の程度・・・確かに、アスペ子は近所の小さなスーパーには行けますが、大きなショッピングモールには行けません。主人や義妹とは話はできますが、公の場では話はできません。主人と一緒なら公共機関の乗り物に乗れますが、一人では乗れません。

軽度なら一人でなんとかできて、重度だと介助が必要もしくは家から全く出られない状態と考えれば、その中間に位置するアスペ子は、やはり中程度なのでしょう。

程度によっても対応の仕方が変わってくるようです。軽度か重度かというのは、その環境が整っているところかどうかにも関わってきます。

軽度の症状であると、人とのコミュニケーションもある程度無理なく取れ、人からはあまりわかりません。つい、相手の気持ちが読めないことがあるので、自分勝手でわがままだと言われることがある程度ですが、自分ではどうしていいか分からないという状況の場合があります。

また本当に重度になると、ちょっとした音にも異常に敏感になり、人とのかかわりをとても怖がる場合もあります。コミュニケーションが取りにくい程度ならまだ軽度だと言えるかも知れませんが、重度の場合は自分の中に閉じこもることも多々あります。

軽度の場合は小学校でも普通学級でも大丈夫ですが、わがままと思われたり、執念深いと思われることも多くあるようです。また、どうしても普通学級では急に発作的に勝手気ままな行動がでるので、普通教室の保護者などからの文句が出たりすることがあり、必然的に特別学級に行くようになることもあります。

しかし、重度のタイプになると、普通のクラスに居ること自体、本人としても無理だということが多くなります。多くの児童の中に入ること自体に恐怖を感じてしまう場合も多いのです。重度の場合は信頼できる先生の元で学校生活ができなければ、そのストレスは相当なものになるようです。(上記は児童の例ですが、学校を職場に変えれば大人にも当てはまると思います)

アスペルガー症候群という一つのカテゴリーであっても、人によって障害の度合いは千差万別ということです。

例えば、学校の友達とうまく話せたり、話をうまくまとめられるなど、至って軽度な場合もありますが、上手く話せず、それでもよい友達に巡り会 えたから必死で耐えているというように、自閉度が中度〜重度なこともあります。

この障害は、カナータイプの自閉症などと違い、一見「定型発達者」に見えるために、周りからのサポートが遅れがちになったりすることが問題となっているのが現状です。

 

カナータイプの自閉症

高機能自閉症というのはかなり認知されてきていますが、一昔前はこのカナータイプの自閉症というのが自閉症だったわけです。カナーというのは人の名前です。1943年にレオ・カナーというアメリカの精神学者が自閉症の定義を発表しました。それから医学の上では自閉症の歴史が始まりました。

カナータイプの自閉症とはどういう人かというと言葉がないか、あってもコミュニケーションのために言葉を利用しない、しかも重度の情緒的接触の欠如がある、なかなか一緒に遊ぼうとしてくれない、物へのとらわれが強い、人よりも物に関心がある、物を器用に扱うけど機能は考えていない、なにかパターンが決まっているなどです。

変化への抵抗→カナーが最初に挙げていたのは、花瓶の位置が変わると怒る・物の場所が変わると怒るという子のことです。一般的に花瓶の位置などは、普段ほとんど意識していないです。しかし彼等はちょっと位置が変わるとすぐ分かって元に戻そうとするような突出した能力があります。このへんが、自閉症と知的障害が違うとずっといわれてきたことの最初の特徴です。

アスペ子は「これ」と言ったら理由がわからないと落ち着かないタイプなので「中程度ってなに?」とずっと思ってきました。

言い換えれば、症状は千差万別、生活への支障がどの程度あるか、いろいろな方面から診て判断し、診断をしてほしいということだったのです。

特徴の違いは出方の強さ、受ける強さの強弱だと思います。

そう考えるとアスペ子は自分が怖くなります。生まれつき持って生まれた障害だから仕方がないとはいえ、自閉症スペクトラムの中に含まれるアスペルガー症候群。

もっと冷静に真剣に受け止めなければいけないと再確認しました。

スポンサーリンク

広汎性発達障害とは

Posted by アスペ子