措置入院とは?

夜中にトイレに起きて、そのまま二度寝ができずに飲食をしてしまう私です。

そして、うつ状態からの脱出もできずにいる毎日。これには私自身も、そして主人も困り果てていました。

ではどうしたらいいのか・・・主人の頭に浮かんだのは「措置入院」でした。

 

措置入院とは?

措置入院とはどんなものでしょうか?

一言で言うと、「精神保健福祉法29条に定める、精神障害者の入院形態の1つ」です。

概要

精神障害者は、その病状によっては自傷や他害に至ることがあり、しかもこれを認識して医療に自ら頼ることが困難な場合がある。精神保健福祉法は、精神障害者の入院について幾つかの法形態を定めるが、入院させなければ自傷他害のおそれがある場合について、これを都道府県知事(または政令指定都市の市長)の権限と責任において精神科病院に強制入院させるのが措置入院である。
公費負担医療であり、症状が隠滅したと精神保健指定医が認めた場合は、遅滞なく速やかに患者を退院させなければならない。
また緊急性のため、入院手続を簡略化し、その代わりに72時間(3日)の行動制限を精神保健指定医が認めたものとして『緊急措置入院』がある。
引用:Wikipedia

 

要件(流れ)

措置診察の開始まで22条から26条の3までの規定による都道府県知事への通報等があること(27条1項)
調査の上措置診察の必要があると認めること(27条1項)
診察の通知(28条)
措置診察・指定医2名以上の診察の結果が「精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認める」ことで一致すること
都道府県の職員の立会い
入院の告知
引用:Wikipedia

 

入院期間

入院期間は自傷他害のおそれがないと判断されるまで

 

簡単ではないけれど、まとめ

「措置入院」といった形態での入院対応は、精神保健福祉法(正式名称:精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)という法律に基づいて行われています。

この法律の目的は、精神障害者の人権の擁護と、社会復帰をできるように援助していくことです。この目的をかなえるため、以下の条文があります。

  • 病識の無い精神障害者や自傷他害の恐れのある場合には、自ら入院を希望しない患者を強制的に入院させることがあります。そうした場合、患者の人権を擁護することが重要となり、人権侵害が生じないよう適切な医療と保護が行われるよう定めています。
  • 精神障害者は患者であると同時に、社会的ハンデを持つ障害者(他に、身体障害者、知的障害者)であるので、社会復帰の促進を図り、地域で自立できるよう福祉施策を援助することを法で定めています。
  • 精神障害の発生予防、早期発見、再発予防等と一般健常人の精神的健康の保持・向上の施策を行うことを定めています。

 

「本人に自傷他害のおそれがない」「精神障害があり入院の同意ができる状態ではない」「家族の同意が必要である」という3点でありますが、その要件を満たすためにはさらに以下の3点が必要。

  • 精神障害であるという診断が必要
  • 精神保健指定医」という免許をもつ医師だけが入院の判断をできる
  • 入院に同意を行うのは「家族等」のいずれかでなければならない

 

入院から退院まで

入院手続き

診察の結果、直ちに入院をさせないと本人の医療や保護に支障のある場合には、入院への同意を家族が行ったあと、強制的に病院へ移送することとなります。

入院中・治療

入院中は、医師と看護師により治療が行われます。そのほかには、入院をしてから相談員(退院後支援生活相談員)が本人の退院後の生活での充実を目指してケアにあたってくれます。入院当時から早期退院を目指した対応が行われています。

退院予定期間

退院の際には医師の判断と、家族等の同意が必要です。本人が退院をしたくても、家族等の同意がない場合には退院することはできません。

退院後

医療保護入院の退院後には、入院による治療が必要な場合には任意入院の形態に移行し治療を続けます。また医療保護入院の結果、もう入院の必要がなくなった場合には、通院という形でその後の経過を病院が支援し、徐々に地域での生活へと移行できるようにします。

 

費用

医療保護入院にかかる費用では医療保険が適応され、3割以下の負担額となります。

医療費の補助

心身障害者医療費助成制度:各行政が行っている重度の障害者を対象とした医療補助制度であり、医療費の1割~全額が補助されます。利用の際には、療育手帳・障害者手帳をもっていることが条件です。

またこの制度は都道府県や市町村が実施しているものであり、補助の対象となる障害等級は自治体により異なります。

 

高額療養費制度

この制度は高額の医療費を支払ったときに払い戻しを受けることのできる健康保険制度です。月の支払いのうち、負担の上限金額を超えた支払いをした場合には、その超過分が支給されます。高額療養費の支給は、診療の月から3ヶ月以上の時間がかかります。(その間の家計の負担が考えられますので、高額医療費貸付制度と限度額適用認定証の制度を利用することで入院の間の負担を減らすことが可能です)

 

入院が必要だと思ったら・・・

まずは相談することが一番です。相談場所は自治体にある精神保健福祉センターがとても便利です。

私も市の精神保健福祉センターを利用しましたが、精神保健福祉センターでは心の健康や気がかりなことについて相談を受け付けています。

相談を受け付けるのは精神保健福祉士という専門家です。本人の病気のことから、周囲の人の接し方のポイントなどを教えてくれるとともに、本人への医療機関の受診の勧め方や、入院についての経済的な相談などを気軽に相談することができます。

また、必要であれば適切な医療機関や、精神保健指定医のいる病院につないでもらうことも可能です。

 

相談してみると・・・

私は、実際に精神保健福祉センターに相談してみて良かったと思いました。

最初予約を取るために電話をし面談日を決めました。

当日は、簡単な問診票を書き、具体的に相談内容の解決策を担当の人と話し合いました。担当の人は私の話を全て聞き入れてくれた上で、「話を伺うとコミュニケーションがうまく取れないようですので、いきなり就労となると大変ですから、少しずつステップアップしていく方が良いでしょう」と言うことで、私の住んでいる場所から一番近い「地域活動支援センター」と、市の精神福祉課(デイサービスなど)を紹介してくれました。

「地域活動支援センター」の資料を見てみると、曜日によっていろいろな集いがありました。その「地域活動支援センター」に連絡しておけば、参加しなくても見学だけでも良いとのことでした。

もちろん、精神保健福祉センターの担当の方も連絡しておいてくださるとのことで、至れり尽くせりで、なんだか恐縮してしまいました。私の場合になってしまいますが、「まずは相談」が本当に大切なんだなと思いました。

悩むよりまずは相談。相談するのもまずは第一歩の始まり。

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Posted by アスペ子