アスペルガー症候群の不器用さとアスペ子

アスペ子は不器用です。手先を使ったことや栽培することや、普通に皆んながやっていることがうまくできません。

今まではただの不器用で流していたことが、アスペルガー症候群と知ってからは納得することばかりです。

 

できないことだらけだった・・・

不器用さをあげたらきりがありませんが、一番切ないことは、植物を育てることができない不器用さです。

インターネットや本で調べて育てていたのにもかかわらず、皆んな枯れてしまいます。初心者でも簡単に栽培できると言われている、観葉植物のパキラでさえ枯らしてしまいました。

球根類は芽が出れば良い方。種を蒔くものは双葉くらいまでいくのですが、その後、枯れてしまいます。何度も何度も調べてはやってみるのですが、育てられない原因がわかりません。

唯一、育ったのは西洋の朝顔とアマリリスです。どちらも手をかけなくても育つ丈夫な植物です。でも育ったと言っても、朝顔の花は数輪しか咲かず、アマリリスは咲く年と咲かない年があります。

針仕事は好きな部類に入りますが、ボタン付けくらいしかできません。

我が家にはミシンがなく、凝ったものは作れないので、前々から興味のあった刺繍をしてみようと糸を買ってきてやってみました。

本は以前買ってあったので、それを見ながら練習しましたが・・・やはりうまくできません。何度やっても「らしい」ものしか縫えませんでした。

主人の釣りに同行した時は、いつも道具の準備は自分でやるのですが、仕掛け(魚を釣る針がついた部分)の繋ぎ合わせに相当な時間がかかってしまいます。主人はゴツイ指なのにササッと結んで準備は一番早くできます。手先が器用なのです。

 

幼少期の不器用さ

小学生の頃にゴム跳びが流行りました。皆んな上手に飛んでいましたが、アスペ子はすぐにゴムに引っかかってしまいました。

まだゴム跳びは友達同士でやるので良い方なのですが、大縄跳びは大の苦手でした。「アスペ子が原因で大縄跳びの飛んだ数が止まってしまったらどうしよう、うまく縄の中に入れるかな」とパニック寸前で飛んでいた記憶があります。

テンポよく、上手に縄を跳ぶ動作は、不器用なアスペ子にとってストレスでしかありませんでした。

運動会は嫌いでした。雨が降ればいいと何度も思いましたが、雨が降ってくれたことは小学校の6年間で一度もありませんでした。

その度にアスペ子はため息をつきながら学校へ行っていました。不器用さは走ることにも出ていたので、徒競走や全体リレーは泣きたい気持ちでいっぱいでした。

自分でも走るのが遅いと思っていたし、走る格好が不恰好だということもわかっていました。後ろから走ってきた違う組の人に抜かれた時の気持ちは、崖っ淵に真っ逆さま状態です。

「ドンマイ」と声をかけてくれる人もいなかったので、一人佇むしかありませんでした。

 

不器用さはコミュニケーション不足?

これは不器用の部類よりもコミュニケーションの部類に入ると思いますが、特に電話で話す時の会話は不器用です。

話したいことが頭の中に浮かんで来れば良い方で、真っ白な状態になることの方が多いです。

最近、よくインターネットの勧誘や保険の勧誘、不動産投資の勧誘の電話がかかってくるのですが、アスペ子は顔が見えなければなんとかできるとタカをくくっていたところがありました。

しかしいざ電話で会話が始まると、相手のペースにどんどん引き込まれていくのがアスペ子でもわかります。言いたいことが言えないのも不器用と言えるのかなと思いました。

 

体調も関係する二次障害?

でも、アスペルガー症候群だからといって、何もかもが不器用とは限りません。

不器用なことを悲観して落ち込んだり、うつ状態になる前に、器用な自分を探す方がずっと楽しいはず、と最近は少しは思えるようになりました。

キャベツの千切りだろうと、味噌汁だろうと、世の中、健常者でもうまく作れない人はいるはずです。アスペ子はキャベツの千切りと味噌汁が大好きなので、美味しくできるようにと毎回、作っています。

それと同じで、普段の生活の中にも、アスペルガー症候群のアスペ子が気がつかないだけで、きっと器用な部分があるはずです。アスペルガー症候群の特徴はあくまで特徴であって、できる良い部分もあるはずだと思います。

不器用でもそれがアスペ子です。完璧な人間なんてこの世の中にはいないはずです。誰しも悩みや苦悩やストレスなどを抱えているはずです。

それがアスペルガー症候群と名前がつくか、名前がつかないかの差だけであり、脳に異常があるかないかの差でもあるのです。

不器用でもやってみよう、が今のアスペ子です。

食パンを焦がしてしまったら次に焼く時に気をつけるようにする、忘れるならメモを貼っておく。(我が家は書き込めるカレンダーとメモを駆使して主人とアスペ子の意思のズレを解消しています)

なんでもやってみないとわからないことばかりです。やらないでできないではなくて、やってみてできないならどうしようかの方がずっと前向きです。

と、今回前向きに書けているのは、体の調子が良いからなのかもしれません。テンションが高めというか、ポジティブなのかもしれません。

それでも、アスペ子が楽しいと思える日は少ないので、今日が楽しければそれで良いのです。

たまに前向きな内容を書くと気持ちも明るくなった気がします。

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障害に対する悩み

Posted by アスペ子