アスペルガー症候群と性差・1

アスペルガー症候群といっても、成長段階で男性と女性で特徴の違いがあるそうです。

確かに性差を考えた時、アスペルガー症候群だけではなく、なんでも男女の違いはあるものです。

今回は、アスペルガー症候群の特徴の性差について書いてみました。

女性のアスペルガー症候群という本

とある記事で紹介されていました。


女性のアスペルガー症候群 (健康ライブラリーイラスト版)

ここでは、女性のアスペルガー症候群は男性のアスペルガー症候群と違ってた部分があるということを紹介しています。

 

簡単な性差の紹介

幼児期

男性→友達とうまく遊べない・典型的なアスペルガー症候群のパターン

女性→目が合いにくい、感覚過敏・自分の世界でのごっこ遊びができる(検査をしても診断されない場合がある)

 

小学校

男性→人間関係が作れない

女性→目が合いにくい、感覚過敏・女子のグループに入れない、おしゃべりでも会話がすれ違う

 

中学校・高校

男性→集団行動に悩むが体調不良を訴えることが少ない

女性→女子のグループに入れない、男子との付き合いが苦手、女性らしさの不足、体調不良

 

大学・社会

男性→就職に悩む、職場を点々とする

女性→対人関係や体調不良が深刻化、睡眠障害、月経前症候群

 

結婚(出産・夫婦間)

男性→夫婦関係のこじれ、育児に関心を持たない

女性→夫婦関係のこじれ、育児への戸惑い

 

女性のアスペルガー症候群の悩み

以下、女性のアスペルガー症候群の人に見られる主な悩みを紹介します

  1. 女性同士の会話が弾まない
  2. 友達に嫌われても理由がわからない
  3. 女性らしくすることが好きになれない
  4. 急に感情がダウンする時がある
  5. 人にだまされて性的被害にあう

 

1. 女性同士の会話が弾まない

いわゆるガールズトークができないということです。

女子のグループができた時どこにも溶け込めず、特定の似た友達としか仲良くなれません。

興味のある話題以外はつまらないと思い、友達の話は聞けても話についていけません。

原因として、こだわりが強く、視野が広がりにくいことが挙げられます。

 

2. 友達に嫌われても理由がわからない

女性同士の暗黙の了解がよくわからないので、そのために何もした覚えがなくとも、いつの間にか無自覚のうちに相手を怒らせるようなことをしています。

原因として、非言動的なコミュニケーションが苦手だということが挙げられます。(表情の読み取りが苦手、言外の意味がわからない、しぐさに気をはらえない)

 

3. 女性らしくすることが好きになれない

年齢相応の行動や習慣が身につかないので、いつまでも子供っぽい・男の子見たいなどと言われてしまいます。

原因として、社会性の乏しさに関係し、社会的に価値があっても自分にとって実用的であることに価値を置いていることが挙げられます。

 

4. 急に感情がダウンする時がある

前触れもなく怒りや悲しみ、辛さといった感情を対処できずに爆発させてしまいます。

周囲の理解がなかなか得られないだけでなく、自分自身も爆発のタイミングがわかりません(限界を自覚できない)。

原因として、想像力の乏しさや感覚の過敏性・鈍性、情報処理に手間取る、焦る、イライラ、感情の処理が苦手なためストレス耐性が弱い、心の余裕が少ないなどが挙げられます。

 

5. 人にだまされて性的被害にあう

男性との付き合いで、相手に誤解されることが多く、失敗をしたり、悪意のある男性に言いくるめられてしまうことがあります。

原因として、思春期前後に学ぶ男女の付き合いの機微を理解できていなく、年齢相応の社会性が身についていないということが挙げられます。

 

女性のアスペルガー症候群の心身の症状

以下、女性のアスペルガー症候群の人に見られる主な心身の症状を紹介します

  1. 慢性的な体調不良(睡眠障害、胃腸障害、疲労感)
  2. 体型の変化や月経などに対する困惑やストレス
  3. 記憶が急にフラッシュバックする
  4. 五感や身体感覚などのかたより
  5. こだわりの強さによる摂食障害

 

1. 慢性的な体調不良(睡眠障害、胃腸障害、疲労感)

いわゆる自律神経失調症のような症状です。(月経前症候群になりやすい)

原因として、自律神経の働きをうまく調節することができないことが挙げられます。

 

2. 体型の変化や月経などに対する困惑やストレス

体型の変化や体の仕組み、気持ちが変化すること自体がストレスになります。

原因として、社会性の乏しさや何事も常に一定であることを好むことなどが挙げられます。

 

3. 記憶が急にフラッシュバックする

過去の出来事を何年間も覚えていて、突然その時のことがよみがえり、怒ったり泣いたりします。

例えば、数字や日時、怒られた時などの衝動的な思い出は覚えやすく、出来事の全体像やその意味、人の意図、人の顔を覚えるのが苦手です。

原因として、記憶の仕方のかたよりが挙げられます。

 

4. 五感や身体感覚などのかたより

感覚面の症状は人によって大きく異なりますが、例えば、子供の泣き声が苦痛、においや光に過敏・鈍感、痛みを感じにくい、寒暖の差がわからない・過敏などです。

原因として、神経系の異常のひとつ(感覚の働きが定型の人と異なっている)ことが挙げられます。

 

5. こだわりの強さによる摂食障害

食べ方へのこだわりが強かったり、体重をコントロールする意識が強すぎたりするために、偏食や食べ方に癖ができ、体調不良になってしまうということです。

原因として、感覚面のかたより、社会性の乏しさ、考え方の歪みなどが重なって、総合的に食事の問題を引き起こしていることが挙げられます。

 

 

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