アスペルガー症候群の良い目覚め

以前のアスペ子は、天気が晴れだととても良い気分になりました。もう晴れだというだけで、ルンルンしてしまい、テンションも上がりっぱなしでした。そして夜になるとグッタリ。これが以前のアスペ子でした。

今は、うつ病の薬も飲んでいるし、フルニトラゼパム錠1mg(脳に作用して不安や緊張を和らげ眠りを持続させる)を寝る前に飲んでいるので、天候に左右されず目覚めることが少しずつできるようになりました。

でもこれでは薬に頼っている状態なので「本当のアスペ子」は、どんな天候でも大丈夫なのかなと疑問を持つときもあります。しかしこればかりは薬を飲むことを途中で勝手に止められないのでなんとも言えません。

アスペ子は、独身時代に会社員になってから、急に天気予報に執着し始めました。

アスペ子はカテゴリーの「社会生活」にも書きましたが、通勤は徒歩でした。往復徒歩なので、アスペ子にとって天候はとても重要でした。

「会社に置き傘、折り畳み傘とか置いておけば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、アスペ子にはそこまで考える頭がなかったのと、傘に対する何かしらのこだわりがあったのだと思います。だから、会社のロッカーには置き傘は置いていませんでした。

その代わり、朝起きた瞬間からテレビのスイッチを入れ、天気予報を片っ端からチェックしていました。そこで気づいたことは、チャンネルによって天気予報の言い方が微妙に違うこと、傘を持っていくべきか田舎に迷うことが判明しました。

そこでアスペ子は、アスペ子なりに一番信ぴょう性のある番組だけを見ることにし、そこの天気予報に従うようになりました。(アスペルガー症候群の受動型丸出しです)

もし仮に、そのチャンネルの天気予報で「曇り」と言っていたのにもかかわらず、帰宅時に雨がぱらついても、アスペ子は「仕方がないな、濡れて帰るか」と思っていました。

この天気予報のこだわりは、結婚してからも続きました。

その頃は主人とアスペ子にとって、我が家ではテレビは無用だとの判断でテレビは処分してしまいまいした。その代わりにアスペ子が天気予報にこだわったのは、パソコンに溢れている天気予報の情報でした。

ツールバーに「天気」欄を作り、そこに片っ端から気になったものを登録していきました。そして、一つ一つ時間をかけて検証し、アスペ子が「これだ!」と思ったものだけに絞り込んでいきました。

天気予報と言っても、昔の晴れ、曇り、雨、雪など簡単なものだけではありません。今は災害として地震、津波、川の氾濫、ダムの状況など、細かく様々な項目があります。

細かさにばかりこだわっていくと、アスペ子の頭の中も混乱してしまうので、最終的に「アスペ子の住んでいる県・市・区・町」に関する天気予報に重点を置き、その中で全国の雨雲の場所や、地震、雷などの発生も見られるようにしました。

このように作ったものは、梅雨や夏の時期に活躍します。例えば、今は河川で頻繁に氾濫する箇所にカメラが設置されていて、大雨が降っている時など、画像で河川の水位の状況確認ができます。それを見ると、アスペ子は「安心感」が生まれ、ストレスが発生しなくなります。

台風なども今は精密に移動予測が出されますので、我が家に被害がないことを知ることにより、上記のようにアスペ子のストレスがなくなります。また、台風が去った後の予定も立てやすくなります。

なぜそこまで細かく天気予報を見ているかというと、困ったことに、我が家は県境近くに住んでいるので、例えば、〇〇市の天気予報だけを見ても、直接的には我が家には全く関係ないことが多いのです。

例えば「〇〇市は曇り時々雨でしょう」となっていたとします。でも我が家は〇〇市の端なので、その日は一日中曇りだったということが多々あります。アスペ子は「な〜んだ、だったら溜まっていた洗濯をしたのにな〜」と思うことが度々ありました。

そこで、アスペ子の「住んでいる県・市・区・町」に関する天気予報に重点を置くだけでなく、隣接している県の、さらに市と町も天気予報で見るようになりました。

つまり「アスペ子の〇〇市の天気は曇り時々晴れだけど、隣接する〇〇市の〇〇町は晴れになっているから、洗濯はできるな」となるわけです。

ここまでいくと、さすがアスペルガー症候群!と拍手喝采かもしれませんが、「ただ単に、こだわりだよ」と言われてしまえばそれまでです。アスペ子も特に気象に詳しいわけではないですし、気象予報士でもないので「アスペ子の天気予報が当たればラッキー」程度に考えています。結局、掃除、洗濯好きが度が過ぎて、天気にこだわってしまったということでしょうか?

それでも、朝目覚め、カーテンを開けた時に晴れていると、とても気持ちが良いです。

アスペ子は、朝目が覚めると着替えて、すぐにカーテンと窓を開けます。それから洗顔などをするのですが、朝一番に、カーテンと窓を開けることが大好きです。「今日も太陽だ!」と感じ、思うだけで、その日一日の活力になります。

だからと言って、曇りや雨や雪の日が嫌いなわけではありません。

確かに、結婚するまでと、結婚してから心療内科に通うまでの間は、雨・曇り・雪の日は気分が落ち込んでしまい、うつ状態になったりイライラしたりしていました。そしていつも主人にあたっていました。アスペ子自身も「なんでこんなに天気によって気分、気持ちに差が出てしまうのだろう・・」と悩んでいました。

もちろん、主人も、このアスペ子の天候による落差にはとても困っていました。そして悩んでいました。人が変わったようになるアスペ子に対して、結婚前、結婚当初の好きだとか愛してるとかといった好意の感情が薄れて無くなりそうだったと、無くなりかけていたと、主人から聞いたことがあります。

つまり、主人もアスペ子も、お互いにとても苦しみ始めていた時期でした。

それから約13〜14年後に、やっと心療内科に行くことができ、処方された薬を飲み、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)と知り、約2年かけて、やっと、やっと落ち着き始めた我が家です。

そう思えるのも、清々しい朝の太陽と空気を感じることができるようになったからではないかと、アスペ子は思いました。

いつも家の中にいてばかりで、引きこもり状態ですが、たまに主人と散歩をしたり、近くのスーパーに買い物に行ったりすることで、ゆっくりと「外の世界」に馴染んでいくことができればいいんだと、やっとアスペ子自身、わかり始めました。

朝起きて、カーテンと窓を開けることと同じ気持ちになれればいいんだと、わかり始めました。

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障害に対する悩み

Posted by アスペ子