アスペルガー症候群と更年期障害・1

アスペ子は、昨年から夜中にトイレに起きるようになりました。

それまでは一旦寝てしまうと爆睡するタイプだったので「あぁ歳とってきた証拠かな」とちょっと寂しい気持ちになりました。トイレに起きて、用を済ませてまた寝れば良いのですが、問題は「トイレに入る前の尿漏れ」と「おねしょ」でした。

幼少期の記憶がないため、アスペコがいつ頃おねしょをしなくなったのかはわかりませんが、少なくとも、小学生の頃にはおねしょはしなくなっていたと思います。

それが、大人になってからのおねしょ。アスペ子は愕然としました。頭の中が真っ白になってしまいました。

「なぜ?なぜ?なぜ?・・」パニックまではいきませんでしたが、ことの次第を主人には話しました。主人は「まぁしゃ〜ないよ」とアスペ子に気遣ってくれましたが、アスペ子はまだ頭の中が真っ白でした。

まずは更年期とはどのようなものなのかを調べてみました。

 

更年期

更年期とは、閉経前後5年くらいのことで、年齢的には45~55歳くらいの時期をいいます。

ただし、個人差が大きく、人によってかなり違います。更年期は思春期と同じ自然なからだの変化です。

卵巣の働きは、30歳ぐらいをピークに、ゆるやかに衰え始めます。そして、その機能が完全にストップしてしまうと、やがて「閉経」を迎えます。閉経の平均年齢は、約50歳といわれています。

更年期とは、閉経前後の数年間の「卵巣機能が終わっていく過程」のことで、女性のからだにとっては、ごく自然な変化です。妊娠・出産といった生殖機能は失われますが、見方を変えれば、その負担から解放される時期が来たということになります。

更年期は、からだが新しいバランスを取りながら、さらに数十年の人生を生きていくための準備期間ともいえるのです。

 

詳細

女性の身体の変化は大きく分けると「幼少児期」「思春期」「性成熟期」「更年期」「老年期」の5つに分けることができます。

そのうち、更年期とは、卵巣の機能が衰え始め、女性ホルモンの分泌が急激に減少する「閉経を迎える時期の、前後5年くらいの期間」のことを指します。(通常1年以上月経がない場合、閉経と判断されます)

日本人女性の平均閉経年齢は50歳くらいといわれていますので、更年期はだいたい45~55歳くらいと考えることができます。 更年期に入ると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少していきます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは、女性ホルモンの一種で、脳から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激を受けて、卵巣から分泌されるホルモンですが、妊娠を助けたり、体内のバランスを整えるたり、女性らしい身体をつくる女性にとってとても重要な役割を果たしているホルモンです。

女性ホルモンの役割は具体的には、

  • 乳房や性器の成熟を促す
  • 丸みを帯びた女性らしい体をつくりだす
  • 子宮に働きかけて受精卵が着床できる状態をつくる
  • 心を安定させる
  • コレステロールの増加を抑制する
  • カルシウムの形成、吸収を調節し骨を健康に保つ

などがあげられます。

このように大切な作用をする女性ホルモンのエストロゲンですが、ほとんどの人は更年期を迎えるころになると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモンであるエストロゲンの量が急激に減少します。

更年期で女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ると、これを感知した脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期には卵巣にはその要求に応える力が残っていないため、女性ホルモンのエストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「女性ホルモン分泌のバランスの乱れ」が起こってしまいます。

 

更年期障害

更年期症状の原因はホルモンバランスが乱れることです。

卵巣の働きが衰えると、卵巣から出る卵胞ホルモン(エストロジェン)の分泌が徐々に少なくなります。更年期になると、働きの悪くなった卵巣をなんとか働かせようと、卵巣をコントロールしている脳の下垂体から、性腺刺激ホルモンが大量に分泌されるようになります。

こうして脳が興奮状態になると、自律神経をも刺激して失調をきたすのです。このようなホルモンのいちじるしい変動にともなって、さまざまな体の変化「更年期症状」があらわれます。この症状が、日常生活に支障をきたすほど強い場合を特に「更年期障害」といいます。

また、卵巣は老化すると、小さくかたくなっていきます。すると、中にまだ卵子が残っていても、排卵が起りにくくなります。月経が乱れ始めるのはこのためです。

 

更年期障害の症状

更年期障害でみられる症状(更年期症状)にはいろいろなものがあります。

更年期は誰にでも訪れる期間ですが、その間に更年期障害を感じるかどうかは個人差があります。不調をほとんど感じないで過ごす人もいれば、日常生活に支障が出るような重い症状に悩む人もいます。

また、どんな症状を感じるか、その数や種類も人によって異なりますし、同じ症状でも日によって出方やつらさが違うこともあります。

血管運動神経系

自律神経は血管を拡張・収縮させる働きを持っています。血管系の自律神経に失調をきたすと、次のような症状があらわれます。

  • ほてり
  • のぼせ(ホットフラッシュ)
  • 発汗
  • 冷え
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ

精神系

更年期の不定愁訴で、もっとも多くみられるものです。年齢的にも、女性が公私ともにいろいろな問題を抱える時期と重なるため、家族関係や人間関係、労働環境などでストレスの多い人は症状が出やすいことが知られています。

  • 頭痛
  • めまい
  • 不眠
  • 不安感
  • いらいら
  • 憂鬱
  • うつ状態
  • 耳鳴り
  • 立ちくらみ

運動器・皮膚分泌系

卵胞ホルモン「エストロジェン」の不足によって起こります。

  • 腰痛
  • 肩こり
  • 関節痛
  • 背部痛
  • 筋肉痛
  • 疲れやすい
  • 皮膚の乾燥
  • かゆみ
  • しわ
  • くすみ

泌尿器系

泌尿器系の自律神経の失調や、骨盤の周辺を支えている靭帯のゆるみから起こります。

  • 頻尿
  • 残尿感
  • 排尿痛
  • 血尿
  • 尿失禁

内分泌系・生殖器系

ホルモンバランスが乱れることによって起こる症状です。40歳くらいから月経周期が乱れるようになります。一般的にはまず周期が早まり、やがて大きく間隔が開き始め、閉経という経過をたどります。無排卵性月経が増え、ときには多量の出血を起こすこともあります。

  • 月経異常
  • 膣乾燥感
  • 性交痛
  • 性欲低下

消化器系

  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 便秘
  • 下痢
  • のどの渇き
  • 口臭
  • 胃もたれ
  • 胸やけ

知覚系

  • しびれ
  • 知覚鈍麻(感覚がにぶい)
  • 知覚過敏、蟻走感(蟻が体を這っているような感覚)
  • 視力低下

 

更年期をうまく乗り切るために

年期をうまくのりきるためには「栄養バランスに気を配った食事をとる」「ウォーキングや軽いジョギングなどの適度な運動をする」ことの他「趣味や仕事、ボランティア活動など何か打ち込めるものをもつ」など、症状緩和には普段の生活の中で取り組めることも重要となります。

女性本来のホルモンバランスを保つことが大変重要

更年期の女性ホルモンの過不足が原因の症状は意外と多いものです。

女性モルモン(エストロゲン)の分泌がうまく行われていない為の、自律神経の変調による精神的なイライラ、怒りっぽい、集中できない、気力がない、ゆううつ、不安になる、不眠及び体調的下腹部が重い・張る・痛い、乳房が張る、頭が重い、肩がこる、むくみが出る、だるい、肌が荒れる、にきびが出る、冷え性、便秘などの悩みの症状は、女性ホルモンのバランスを改善されることで緩和されてくるでしょう。

また、不快な症状も適切な治療によって軽減できます。治療が必要かどうかは、本人が苦痛を感じているかどうかで決めることですが、更年期は生活習慣病が発生し始める時期でもあります。おかしいなと思ったら、がまんしすぎないで早めの受診を心がけましょう。(また年に1度は全身的な定期検診を受けることも良いでしょう)

 

その他

更年期の期間は、ちょうど人生の折り返し地点です。

「更年期だから」と必要以上に恐れたり、不安になるのではなく、家族や友人に話すことで理解を得たり、積極的に趣味やスポーツに取り組むことで悩みやストレスを解消し、上手に乗り越えていきましょう。

自分自身で更年期かどうかわからない場合、また日常生活が続けられないほどつらい症状が続く場合は、医療機関を受診したり、更年期と思っていても背後に他の病気が隠れている場合もあります。

また薬局や薬店で売られている医薬品で症状を緩和するのも、更年期を上手に乗り越えるためのひとつの選択肢です。

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障害に対する悩み

Posted by アスペ子