薬の効果と慣れの長い時間

ソメイヨシノも散ってしまい、アスペ子の好きな八重桜が満開の季節になりました。

アスペ子が住んでいるところにはあまり数が少ないですが、八重桜があります。アスペ子の実家の方はソメイヨシノというよりは八重桜が沢山あったので、それでアスペ子は八重桜が好きなのかもしれません。

天気予報も春特有の当たり外れが多く、今日は晴れのち曇りの予報でしたが、晴れが夕方まで続きそうです。そうなると、アスペ子は掃除、洗濯、夕食の準備・・いろいろと体を動かしていないといられなくなってしまいます。

その後、体調が思わしくなるかもしれないのに、頭が「動け動け」と指令を出してくるのです。

先日、主人と買い物に行きがてら、八重桜を見ながら歩きました。今年は主人と、随分、桜の花を一緒に見ています。これも、アスペ子がアスペルガー症候群のためであり、前向きに考えれば「アスペルガー症候群のおかげ」でもあります。

しかし、主人にしてみれば「薬はずっと飲まなければいけないだろうけど、少しでも普通の生活に慣れるようにしてほしい」というのが本音だと思います。なぜならば、アスペ子がなるべく普通の暮らしに慣れてくれば、主人はアスペ子の面倒を見ることも少なくなりますし、主人の仕事もはかどります。

最近、アスペ子はアスペルガー症候群の二次障害の、うつ状態に関する薬が非常によく効いてきているなと感じています。薬を決めるまでに半年近くかかりましたが、飲み始めて約2年。やっとうつ状態の波が穏やかになってきたようです。

しかし、うつ状態というのは「波」ですので、浮いたり沈んだりを繰り返して、良い状態で安定することが大切になってきます。安定したからといって完全に治ったわけではなく、いつ、何時、またうつ状態に陥るかわかりません。

ただ、今の時点でのアスペ子は、うつ状態のときによくおこっていた、頭痛、イライラ、倦怠感、音に敏感になるなどの症状がだいぶ改善されてきているので、アスペ子自身も精神的、肉体的に以前に比べると、ずっと楽になりました。

薬と同様、生活の慣れもだいぶ慣れてきました。

心療内科に通い始めた頃は、毎回(今でもですが)、先生が「アスペ子さんは、何もしなくていいんだよ」と言ってくれていましたが、実際、アスペ子には先生の言っている意味がよくわかりませんでした。

家にずっといるアスペ子は、朝起きてから、掃除、洗濯、家事など、やることがたくさんあります。これらを放置しておいたら、家の中がグチャグチャになってしまいます。

いくら先生が「何もしなくてもいい」と言ってくれても、家の中のことまで主人にやってもらおうとは、最初から考えていなかったアスペ子ですので、結果、やり過ぎてしまい、いつもドツボにはまっていました。頭痛、イライラ、薬を飲んでも効かないなどの症状の毎日でした。

しかし、主人の手助けや助言のおかげで、最近はなんとか家の中で普通に近い生活ができるようになりました。

まず主人は「寝たければ寝ればいいし、何もしたくなければいいんだよ。一日中、パソコンでソリティアをやっていても、何とも思わないよ。だって、俺が仲間と麻雀をやっていてもアスペ子は何とも思わないだろ?それと同じだよ」と言ってくれました。

この言葉を聞いたアスペ子は「そっか、そういうことだったのか。確かに主人が仲間と飲み会や麻雀をやっていても、アスペ子は楽しいことをしている主人は生き生きとしているなと感じるよな」と思いました。

また、これは結構アスペ子にとって嬉しいことなのですが、週に1〜2回くらい、主人が夕食を作ってくれます。まだレパートリーは少ないですが、肉野菜ラーメン、生姜焼き、豚キムチ、和風パスタ・・など、中華鍋を使った料理が得意です。

時にはアスペ子と一緒に作ったりもします。パスタの茹で係はアスペ子、炒め係は主人など、役割を決めて作っています。

今の場所に引っ越してくる前までは、チャーハンを1回作ってくれたくらいで、あまり料理をしなかった主人ですが、アスペ子が狂ってしまってから、アスペルガー症候群とわかってからは、本当によく作ってくれるようになりました。

アスペ子は時々、無性に何もしたくなる時があって「夕食を作りたくない、何もしたくない!」と爆発一歩手前になることがあるのですが、そういう時に限って主人が作ってくれる日なので、本当に助かっていますし、感謝しています。

このような家の中の生活が少しずつ良い方向に変化していくと、アスペ子も「無理しすぎ」ということがわかるようになり、休むときは休む、やるときはやる、と言った健常者の人が普通にやっていることをなんとなく理解できるようになりました。

それでも生きている中でストレスを感じる時がありますが、それはそれ、うまく発散できる方法をアスペ子は少しずつ見つけました。

以前はキャベツの千切り、最近は食べること。特に主人が「美味しい」と言ってくれると、やはりアスペ子も人間ですので嬉しいです。

ただし、服用する薬の効果にしても、家の中での生活の慣れにしても、相当な時間がかかります。アスペ子が今こうして書いていることも、心療内科に通い始めて約2年かかっています。しかし、まだまだ慣れのほんの入り口に立っただけのような気がします。

でも、アスペ子にしてみると「立つことができた」ということがとても大切なことだと思っています。これから何年もかかって一歩一歩進んでいくわけですが、やはり一人ではとても難しいことです。

心療内科の先生や主人がいてくれるからこそ立てたわけで、決して以前(結婚前や結婚当初のような)うぬぼれの気持ちを持ってはいけないです。

長い長い時間がかかることを楽しんで、楽しみながら過ごしていこうと思うアスペ子です。

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障害に対する悩み

Posted by アスペ子