気にしないということの難しさ

アスペ子は、一つでもきになることがあると、そのことに執着してしまいます。

主人はそんなアスペ子に対していつも「気にするな。自分のことだけ考えていればいいんだよ」と言ってくれます。

確かにアスペ子に関係ないことであれば気にすることはないはずなのですが、どうしても結果(結論)が知りたくて、知りたくて仕方がなくなります。

多分、気になるということは、アスペルガー症候群の「我慢がきかない」に通じるものがあるからだと思います。「これ」と思ったら、消化しないといられないのです。消化できないと、イライラしたり、うつ状態になったり、拒食・過食になったり、いろいろな二次障害となって現れてきます。

先日、ある自閉症の青年に会う機会がありました。自閉症はアスペ子と同じ自閉症スペクトラムの中に入るものです。大まかに違いを言えば、知的に問題があるかないかの違いです。

その青年は、食事に対して「食べたい」という気持ちに対して抑えが効きませんでした。両親が十分に食べたのだから、もう食べるのはやめようと言っても「まだ食べたい」と言い張りました。

アスペ子もその時はまだ食べたかったです。でも、全体を考えると、おごってもらったので料金も高額になり気になりますし、アスペ子自身のお腹もほぼ満たされていましたので、もう食べることをやめました。

この時、その青年が言ったのは「なんで食べてはいけないの?」でした。食べてはいけないということがわからなかったのです。青年と言っても知的には小学生の低学年〜中学年レベルと思われます。

アスペ子は、知的には問題がないアスペルガー症候群です。それでも、知的に問題のない自閉症とも言えるので、時には我慢がきかなくなり、いつも主人を困らせたり、アスペ子自身の中で葛藤が生まれてしまいます。

もう何年も前、20歳頃に「もう大人になるんだから好きなお菓子を食べることはやめよう」と思ったことがありました。特にその頃はアイスクリームに目がなかったので、絶対に食べないぞと意気込んでいました。

結果は・・物の見事に三日坊主でした。

逆に爆食いになってしまい、当時の冷蔵庫には冷凍庫機能がおざなり程度にしかなかったので、アイスクリームは5個を買って、一気食いをしました。そのほかに、お菓子をたくさん、カップ麺、ジュースなどを食べまくりました。

食べ終わったアスペ子は「あぁ・・やってしまた・・」と後悔の念でいっぱいになり、開き直る時もあれば、吐く時もありました。本当に異常な生活をしていました。

それというのも、我慢がきかないのに我慢をした結果であり、アスペルガー症候群だと知らなかったので、自虐に走ってしまったのでしょう。

今はこのような爆食はあまりないですが、時々、外食などでは、また爆食の傾向になりつつあります。多分、ストレスからきているものだと思います。

ではそのストレスとは何かというと、アスペ子が考えなくても良いことや気にしなくても良いことを、勝手に考えてしまっているせいだと思います。それは義両親のことです。長男の主人がうまく義両親をとりなしているというのに、アスペ子には全く関係ないことなのに、気になって気になって仕方がないのです。

その他には、飼っている動物が餌をうまく食べられないからどうすればいいんだろう、寒さ対策はどうしたりいいんだろうなどと考えると、頭が重くなったり疲れてしまいます。

あとはやはり食事の問題です。

ある種「パターン化」すれば良いのでしょうが、アスペルガー症候群と言う知的に問題のないアスペ子ですから、パターンを崩さないようにすることにストレスを感じてしまう恐れもあります。

特に上記に書いた「食事」の問題は深刻です。買い物でも「使う分だけ買うようにする」と言うことにやっと慣れてきたアスペ子ですが、そこに行き着くまでは、主人が相当な苦労をして、徐々に徐々に慣れさせてくれました。

つまり、食べたくても家には何もない、アスペ子はお金を持っていない、アスペ子の銀行残高にはお金を入れておかない、冷蔵庫の中はなるべく食材を入れないなど、いろいろな工夫をしています。

実際、今も冷蔵庫の中には調味料と、野菜が2種類とハムが少し入っているだけで、つまみ食いするものなど何もありません。必然的にアスペ子は、朝昼兼用の食事と、夕食のみの食生活になっています。買い物には主人が付いて行って、買わなくても良いものは買いません。(でも時々はお菓子1個は買ってもいいよと言ってくれるので、それが楽しみです)

このような生活を送っていると、栄養的にはどうなのかなと疑問に思いますが、体重は痩せ気味ですが安定していますし、貧血のようなこともありませんし、何よりも夕食を食べることがとても待ちどうしくなって美味しく食べられるようになったのは、とても良いことだと思っています。

夕食まで我慢できるようになったのは、アスペ子にしてみると「すごい」ことで、空腹を気にしない、我慢する、ができるようになったということでもあります。ただし、ここに至るまでには相当の日々と、主人のしつけ?があったからで、本当に感謝しています。

途中、挫折しそうになったこともありました。今思うと、本当に気にしない、我慢するなど、心身、特に頭がついてこない難しさを痛感しています。

脳みそが言うことを聞かないと、脳みそのせい(障害のせい)にしていた感があります。それが知的を伴わない自閉症スペクトラムの中のアスペルガー症候群の特徴でもあるのでしょうか。

これからも、焦らず、アスペ子の出来ることから訓練していきたいなと思います。

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障害に対する悩み

Posted by アスペ子